KZ涙と私は知っている〜裏切り編〜

集合からの、、、 ページ4

「落ち着いたか？」
悠飛いてくれたんだね、
たよりになるなあ。
「うん。ありがとう。もう行くね」
腕には包帯がぐるぐる巻きにされてる。
でも今日は行かないと。
だって集合がかかってるもん。
悠飛にお礼を伝えると保健室を出た。
帰るときに体育館裏を通ったんだけどカッターが落ちてた。
証拠になるかもしれないからハンカチで包んで持ち帰った。
家を出たら。走って向かった。


時が流れて集合の時間。
いつも通り
「遅れてごめんっ！」
って言った、、、
あれ？皆の目がとっても冷たい。
「皆どうしたの？」
「これ立花だよな、」
翼が写真を差し出した。
アーヤって何で呼んでくれないの。
これって、私に似た誰かが五十嵐さんにカッターを突きだしてる。
「五十嵐が立花にいじめられてるって相談に来た。カッター突きだして脅されたそうだ。」
何でいじめられてるのは私なのに、
「この女の子が私だって証拠は？
五十嵐さんが嘘ついてる可能性は？」
皆信じてよ、
「後ろ姿が立花だ、それにいじめられてるって五十嵐の友達が証言してる。」
五十嵐さんの友達だからだよ、
それにこの写真を撮った日時って私学校にいないのに。
でも声が出てこなかった。
信じてくれるって思ってたのは私だけだったの？
皆と私は仲間じゃないの？
どうして、、、
気がついたら走り出していた。

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