バイトです。命の危機です。【d！】 (ページ9)

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８話ページ9

『動物達ーきたぞー』

…はいっ！！１匹も反応しない！！！！

せっかく学校終わってから来てやったのにぃぃ

無愛想な動物達め…

でもウチお客さんあんまり来ないから店員が動物と触れ合うみたいになってんのよね。

なんちゅー場所や。

『ネコよ、私を癒して…』

そう言うと青色の目をした猫はそっぽを向いた。

テメェ昨日は隣に座ってきたくせに…

『誰でもいいからさぁ…』

深緑の鳥と目が合った。目を細くし、こちらを伺っている様だった。

たしか…オスマン、だっけな。

『…』

癒してヨォ…

いたっ

手突かれたぁぁ…

『むごいぃぃ…』

１匹ぐらい懐いてくれてもいいのに。

『こんなに綺麗な見た目して…人懐っこかったら完璧なのに。』

あ、目開いた。

『目も凄い綺麗。絵になるね。』

いった

そんな嫌いか！！

２回も突かれた。

あれ、目閉じちゃった？

…目開けてるのレアだったりする？

写真撮っとけば良かったかな。

『また綺麗な目見せてよ。』

「…」

いたぁい←デジャブ

手を擦っているとウサギがこっちを見ていた。

ひとらんらん…だっけな。オスマンと仲良かった気がする。

『口の横に傷あるんだよな』

触ろうとすると逃げられた。何故だ。

もう小説読も。ぼっちの味方だよ、本は。

『君たちと仲良くなりたいのにな～』

あ、猫。

『うつー』

はっ！！触れた！？

『お前は触らせてくれんのな。』

膝に乗ってくれました。

お猫様最高。←手のひらくーるくる