【FGO×ヒロアカ】転生したら個性が天の鎖だった

エルキドゥ(偽)の個性が出る話1 ページ2

皆さんは、粘土というものをご存じだろうか？


　そう、恐らく皆が想像しているあの粘土だ。何も特別な事はない、普通の粘土。
　土粘土、油粘土、紙粘土がある。最近は他の種類もあるようたが、ここでは省いておこう。



　皆さんは、粘土が唐突にやりたくなることはないだろうか？


　え、ない？ あ、そう。でもちょっと聞いてて。
　あらゆるものに形を変える粘土、僕はそれに親近感を覚えた。僕が転生者だというのは前に話したが、ここの世界がどうとか言っていなかったのを思い出したので、ついでにここに記しておこう。


　──僕のヒーローアカデミア。ヒロアカ、MHAとも略される少年漫画。
　どうやらここは、その作品を舞台にした世界らしい。



　個性という超能力じみたものが八割を越えるこの世界。僕は粘土が分の個性と関係性があるのではないかと推測した。


　僕の前世の記憶は聞くに耐えない穴あき記憶
だ。どんな生活をしていたのか、どんな名前だったのか、どんな性別だったのか─。


　そんなことを全く覚えては居ないことに対し、漫画、アニメ、ゲームなど、オタク知識ともで呼ばれる事は完璧に覚えていた。好きなアニメなんて、一語一句逃さず台詞を覚えている。




　……なんっっでさｯｯｯ！！

　おかしいだろ！ 何でそんなことだけ覚えてるんだよ！ 自分の名前も、性別すらも忘れてるのに、何でキャラの名前を全部覚えている！？ ここじゃあポケモン全匹言えても使い道ねえよ！ 意味ねえんだよ！ この世界じゃかなり昔のアニメだぞ！？



　…さて、話を戻して。
　結局は僕が何をいいたいかっていうことだ。


　何故か粘土にひかれ、母にお願いをして遊んでいた。遊んでたのだ。

　作るのは前世で大好きだったんだろうキャラクターの武器。模様まで事細かに分かる、ということは大好きだったんだろう。


　そして、完成したのは先端に尖った物が付いた鎖。本当は金色なので、また今度紙粘土でリトライしたい所存であります。

　完成系を中々良い出来だと眺めていたとき、それは突然起こった。



【もしかして僕は】粘土が金ピカになった【超能力者】




　…いやちょっとまてぇい！！！

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