ド直球に愛を 【 沖田 総悟】

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「 なんで、お前が浴衣着てんだよ。そんなん着て見廻りする警察がどこにいんだよ」




「 これは、妙ちゃんが！！ 」






呆れたように見る土方さん





昼間、町中を見廻りしていた私。

偶然にも新八くんの姉、妙ちゃんに会い祭りに行くならと着せられた金魚柄の大人っぽい浴衣。








「 遊びに来てんじゃねぇからな」




「 分かってるよ！！！」


「 チャーシューのいい匂いがしまさァ」





「 総悟さん、うるさい！紐じゃなくて帯だから！ 」







2人に挟まれ真ん中を歩いている私

両端から聞こえてくる言葉








「 綺麗くらい言ってくれたっていいじゃん…」(ﾎﾞｿｯ)




「 なんか言いましたかィ？ 」




「 なんも！！ 」






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「 あー、そこの綺麗な姉ちゃん、ほらくじ引き１回500円だぞー、 」




「 あれ、銀ちゃん ？ 」






ぱちぱちと団扇を叩きながら客寄せをしてた銀ちゃん




2人は流れにそって先に行ってしまったようだ








「 ってなんだ、Aか。 どうだ、やってかねぇか」



「 やるわけないじゃん、500円なんて高いし。そんな、暇じゃないのー 」






「 じゃあ、なんでそんな浴衣なんかきちゃってんの？ 最近の若い子は、男女で色ぼけちゃって、どうせそこらでチュチュするんだろ、銀ちゃん許さないぞ」


「 何変な妄想してんの、キモい」







これだから、ニートは(





「 ちょっと、あんたのとこの譲ちゃん、躾してんの？ 」




「 もちろんしてまさァ、なのに勝手に。すみませんねェ旦那」








いつの間にか、隣に来てた総悟さん






「 ねぇ、人間なんですけど。 躾けるなら、まずはあんたから躾けてあげましょうか？銀時さん 」






くじをひと握りする。



「 いや…結構です …。 お客様、お引き取り下さい。」






「 何やってんだ、 あ？万事屋か？ 」







土方さんまで来ちゃったじゃん。








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