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第1話 ページ1

「…やっと着いたわ。それにしても、意外と暖かいわね。」
飛行機を降り、空港からバスに揺られステーションスクエアに向かう。
「暑いわね。タイツは止めておけば良かったかしら。」
ただでさえ温暖な外から歩いたというので、当然暖房の効いたバスはとても暑い。黒いタイツに包まれた足は汗ばんでいる。履いているのがミニスカートであることが唯一の救いだ。
窓を開け、バスの中の暑苦しい空気を追い出す。そうしてしばらく外の緩い空気に当たりぼーっとしていると、案外早く着いた。
「あっ…やばっ…すいません、降ります!」
慌ててバスからかけ降りる。
「…セーフ…」間に合ったようだ。

そして、ホームステイであることを思いだし、緊張した面持ちに変わる佐伯詩織。気を引き締めて歩き出す。
徒歩数分、思ったより道のりは長かった。タイツを履いているせいか、ホームステイ先の家に着く頃にはもう汗だくになっていた。
「あっつ…」額に浮いた汗を拭き取り、再び気を引き締めて、インターホンを鳴らす。
「はーい…」扉が開いた先には自分よりも年下であろう少年。
「あっ。君は…」「ホームステイに来た者です。」
「あぁ!昨日ママが言ってた人だね!どうぞ、入って。」
「お邪魔します。」そのとたんに、佐伯詩織は目を見開いた。通された部屋は入り口からして豪華だ。この少年は良いところのボンなのだろう。いや、そこは別に驚くことではない。世の中金持ちはいくらでもいる。そう、佐伯詩織が軽く目眩を起こすほど驚いたのは…

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ブルー★アース(プロフ) - おもしろいです!続き希望 (2020年7月30日 3時) (レス) id: 45f118772d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リゲル | 作成日時:2018年9月23日 18時

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