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堀「兼さん」
一方その頃、本丸の離れにある河のほとりでひっそりと黄昏る和泉守の隣にそっと腰掛ける。
兼「俺たちは…歴史を守ることが出来たんだよな」
堀「主さんが、歴史は変わらなかったって言ってたじゃないか」
兼「本当にそうなのか…?」
堀「兼さん…?」
兼「多くの人を犠牲にし、軍艦も沈んだ。…護れたと言っていいのか。本当に」
堀「…護ったよ。主さんだって言ってたじゃないか」
歴史を護った。
そう言い聞かせるように堀川は和泉守に言葉を与える。
兼「お前はこんな俺が隊長でも、一緒に戦ってくれるか?」
堀「僕は兼さんの相棒だからね」
その言葉にどれだけ救われるかわからない。
一気に心のわだかまりが解けて行く。
意を決したかのように立ち上がった和泉守は、行き先を教えず堀川を連れて河のほとりから離れた。
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シャム(プロフ) - まってます!!! (2018年12月2日 3時) (レス) id: b3f5c72a28 (このIDを非表示/違反報告)
彩彌(プロフ) - 久しぶりに更新されて嬉しかったです!!続きが凄く気になりますが、無理をせずに更新してください!!楽しみにしてますね(・´з`・) (2018年1月16日 22時) (レス) id: 5fe99d50ec (このIDを非表示/違反報告)
るる2号(プロフ) - 面白くて何回も読み直しちゃいました!更新待ってます!! (2017年12月19日 13時) (レス) id: b96b11bd27 (このIDを非表示/違反報告)
紫月 - 面白いです!!続きが気になるです!更新頑張って下さい!! (2017年11月20日 7時) (レス) id: 73c563ba73 (このIDを非表示/違反報告)
翠櫻 - 面白いですがんばってください (2017年11月3日 18時) (レス) id: 64d53ddba3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まぐろ。 | 作成日時:2017年9月4日 15時