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~カルマside~ ページ9

俺らの班はまず現地のチェックをしたあとに服に着替え殺せんせーとイルカを見る予定になっている


そして海にはいるメンバーは、渚くん、俺、中村、杉野、そしてAの6人だ





ふと準備をしている際にAが上着を羽織っているのが見えた






…上着?
基本的に彼女は、何事に関してもそこら辺の女子見たくあまり恥ずかしがることなく割と平気そうにいる





でもその彼女が少し怪訝そうに上着を着ている
体調でも悪いのかな
それがあまりにも不思議でつい彼女を凝視してしまった







「みんな!そろそろうちの班に来るよ!やる事やってすぐ着替えないと!!」






茅野ちゃんがそう合図をすると俺はすぐにシュノーケルを付けた
そして少し遠くにいたAはおもむろに上着を脱ぎ捨て鮮明な赤い水着を露わにして水中の中へ消えていった







その赤色の水着は自分で言うのは恥ずかしいけど俺の髪の色によく似ていた
俺はその事を考えると心臓が少しだけうるさくなる








そして船で神崎さんと話しているAを見つけて駆け寄った





「カルマもおつかれ…ってまだ準備段階なんだけどね笑」




そう微笑む彼女に俺もお疲れ様と返事をした
そして





「そういえは水着似合ってたよ あの赤いの」






そう素直に言ってみると彼女は素っ気なく返事をよこしてきた
そして俺は確信をつくためにある質問を投げた






「なんで、赤い水着にしたの?赤好きだったっけ?」







その言葉にAは寝起きの顔に水をかけられたような、そんな驚き方をして俺を見つめてきた







その大きな目はものすごく動揺しているように見えて、俺はもしかして…と少しだけ期待してしまう






「いや…それはえっと…」





彼女がどもっていると茅野ちゃんが騎士に着いたよ!声をかけた
その声にはっとした顔になり誤魔化されて逃げられた





その逃げは…期待していいの?
パーカーをわざわざ着ていたのは赤い水着を見せたくなかったから?
その理由は…
悶々と考える


俺は彼女に揺さぶられているような気になりそうだった

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作者名:みづき | 作成日時:2020年3月16日 15時

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