第7話 ページ7
黄｢俺、Aのこと諦めない。｣
優しい声色、それでいて強く。
ばっかじゃないの。
私は[友達枠]なんだけど...。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
小学4年の春。
母｢隣に引っ越してきた白樺です。よろしくお願いいたします。｣
父・A｢よろしくお願いします。｣
黄親子｢よろしくお願いします。｣
きーくんのとなりに引っ越してきた私。
第一印象はイケメンだなぁ、とか。
黄母｢よかったら家にあがりません？｣
黄｢おかあさん！迷惑だって！｣
A｢ぜひ！｣
家にお邪魔させてもらいきーくんとリビングで遊んでいると
母｢A！ちょっと来なさい！｣
ダイニングから母の声。
A｢なに？｣
椅子に座らされる。
黄母｢お願いしたいの。涼太があなたに恋をしないようにして欲しいの。あの子、モデル目指してるから、恋人、とかダメなのよ。｣
小四と言ってもそれなりに理解力はある。
何となくわかった私は、綺麗な髪のそのお母さんの真剣な眼差しを見据えて、
｢友達枠になります。｣
高らかに宣言した。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
きーくんのお母さんとの約束、、守れなかった。
きーくんに嫌われるってのもさ、無理じゃん。
私友達無くしたくないし。
A｢そのわがまま、許そうじゃないか！｣
いつものあの行為が好意だとしたら、あの空気、あの私の大好きな空気はそのままになるはず。
黄｢誰が好きなの？｣
これって名前出した方が諦め早いのかな。
あんまり接点無い人を出してもなぁ。
でも私に恋してこなさそうな人、、か。
A｢みっ、緑間くんだよ！｣
A｢恥ずかしっ！｣
黄｢そっか、｣
そろそろハグやめて、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みづぉ | 作成日時：2021年3月20日 23時
