第3話 ページ3
2年になって学校の友達もたくさん出来た。
特に仲良くなったのは同じクラスの緑間くんと超美人の葵。
いつも一緒に帰っているが、葵と部活の予定が合わない時はバスケ部のみんなと帰っている。
3人で今日は帰るつもりだった。だけど葵が自習をするらしいので、2人で帰ることになった。
緑｢あそこのコンビニに寄っていいか？｣
A｢いいよ。私もなんか買ってく。｣
いらっしゃいませー
？？｢おっ、Aっち！緑間っち...｣
キラキラした黄色の髪が目に映る。
手を挙げて名前を呼ぶ。
A｢おー！きーくん！｣
A｢何してるの？｣
ジュースとおにぎりを片手に私に飛びついてくるきーくん。
黄｢......なんで緑間っちと一緒なんスか？｣
抱きしめたまま囁いてくる。
A｢んー...デート！｣
緑｢なんっ......！｣
黄｢Aっち......｣
黄｢それ、ほんと？｣
だんだん険しくなるきーくんの顔。
ふふははは...もっといじめてやろう！
A｢ほんと、って言ったらどうする？w｣
緑｢おい...｣
黄｢なんスか？｣
頬をぷぅ、と膨らませ緑間くんの方を見るきーくん。
緑｢こいつの冗談なのだよ。｣
黄｢Aっち、タチの悪い冗談やめて...｣
A｢あっ、、、はははは！ごめんって！ちょっとからかっただけだってwww｣
ほんと、きーくんは面白いなぁwww
黄｢ねぇ、俺と付き合わない？｣
A｢やだなー、冗談言ってる暇あるならさっさと彼女作りなよ！｣
緑｢哀れなのだよ。｣
黄｢もー！うるさいっス！Aっち！真剣なんスよ！｣
A｢はいはいw店員さんこっち見てるからさ、そのイケメン面持っていきなよ！｣
ぱんっ！ときーくんの背中を思いっきり叩く。
黄｢痛いっスよ〜！｣
ぶつぶつと何か言いながらレジに物を持っていくきーくん。
案の定、連絡先を聞かれている。
A｢そういえば緑間くん。何を買うの？｣
緑｢ああ、そうだったな。｣
緑間くんが喋ろうとするとまるで黒子くんのようにきーくんが後ろから現れた。
黄｢せっかくだし、一緒に帰ろうよA。｣
後から腰に腕を回そうとするきーくんの腕をパシンっ！と払い
A｢わかったわかった！ごめんね、今日は一緒に帰れないや。また今度埋め合わせするから！またね！｣
緑｢あ、ああ。｣
なんでいつもきーくんはこんなのなのかなぁ...。
きーくんと手を繋ぎながらコンビニを出た。
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作者名：みづぉ | 作成日時：2021年3月20日 23時
