７１.夢と現実 ページ26
幸せだと感じるたびに不幸な夢が襲ってくる。
今日もまた、真っ暗な部屋で鎖に繋がれている私は誰かの声を聞いた。
�爐覆鵑如�貴女だけ��
その声は女の人のもの。
いつも、最初に聞こえてくるのは女性の悲痛な心の叫び。
私を恨んでいるらしい。
�爐佑А△泙聖廚そ个擦覆い痢���
そう聞いてくる声に何のことだと返すと、また恨みの言葉をかけられる。
まるで、私が悪いのだと言うように。
『もう、やめて…よ』
限界だった。
なんで、こんな目に合わなければならないのか分からない自分にも腹が立って。
こんな夢を見させられる理由なんて私にはない。
『私に、何を求めてるの！？』
必死に、繋がれた鎖を引きちぎろうと足を動かす。
ここから、出してよ。
なんで、こんなことするの？
足から血が流れて、重たく冷たい。
それでもなお、足を必死に動かした。
�犹爐鵑犬磴┃�
不意に、誰かのそんな声が聞こえた。
そしてそれを合図に、四方八方から死ねと声が聞こえ始めて。
耳を塞いだ。
『いや、だ。助けて。嫌だイヤダイヤダ。やめて……』
�猴�達ができて、良かったわね��
『あ……ぁ゛』
その言葉にただ、恐怖を感じた。
◇◆
また、この夢だと目が醒める。
足に違和感を感じて見てみれば、そこには鎖のような跡があって。
『ひっ…』
これは、恐怖だ。
始めて、この夢が夢ではない事を悟った。
その場にいるのが怖くなって、急いで焦凍の部屋へと駆け込む。
今は、安心できるところへと逃げたかった。
襖を開けると、焦凍は夜中の２時だというのに、起きていて明るい光が自分を包む。
『焦凍…』
ホッとする感覚。
それでも、足や手の先は凍えているように冷たい。
「？…A、どうしたんだ？」
『怖い、夢を見たの』
心配そうに見つめる焦凍にそう言えば、ギュッと抱きしめられて足から崩れ落ちる。
今になって気付いたが、足はガクガクと子鹿のように震えていて、情けないと苦笑した。
「落ち着け。深呼吸だ」
焦凍の指示に従って、息を落ち着かせるとだいぶ手先の冷たさもなくなってきて足の震えもおさまってきた。
それを見計らってか、焦凍は「どんな夢を見たんだ？」と優しく聞いてくる。
『鎖に繋がれて檻の中にいた。そうしたら、女性の声が聞こえて。………私がやめてって、言ったの。それで………』
また、死ねという声が聞こえてきた気がして耳を塞いだ。
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おつきみ(プロフ) - moeさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえるととても嬉しいです！！これからもよろしくお願いしますm(__)m (2018年4月21日 17時) (
レス) id: 927d00d57e (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - この作品、大好きです、 (2018年4月21日 11時) (レス) id: 32c275f53e (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい。違反行為で違反報告の対象になります (2018年3月26日 6時) (レス) id: 104648a3e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ | 作成日時：2018年3月26日 1時
