エピソード16 ページ32
ザ・ゲーム部屋という感じの部屋に、座り心地の良さそうな椅子に座ってゾムくんはカチカチとマウスを鳴らす。
左手はキーボードを打っていて、忙しない。
「ん、おけ。……じゃ、A、おいで？」
「うん」
ヘッドホンを外したゾムくんは、私の手を引いて、膝の上に座らせると、満足そうに微笑む。
モニタには、ゾムくんがよくやっている某ゲームが映し出されており、沢山のキャラが視界を飛び回る。
「A、ヘッドホンつけるな…？」
「ん…」
ゾムくんがヘッドホンをつけてくれて、その瞬間にたくさんの声が耳に届く。
ゾムくんの方を見れば、ゾムくんはイヤホンをしており、携帯から通話に入っているらしい。
「…あ、花宮さん聞こえる〜？」
誰かが言う。
その言葉に、ゾムくんの方を見れば、優しく頭を撫でられて「話してみ？」と小さく言われたので、頷いてモニタの方を向いた。
「聞こえてます。…えっと…」
「みんな大好き、鬱くんやで」
「あ、はい」
「あっはは！大先生、引かれとるやん！！」
「はぁぁ？そんな訳ないやん！！！」
大先生の後は、元気な声。
コネシマさんだと分かって、ゾムくんから聞いていた通りの人だと苦笑い。
「あーもう、お前ら、少し黙れ。…ごめんな？花宮さん。えっと…取り敢えず、どのキャラが誰かは知っといた方がええよな？」
「はい、お願いします」
今度は落ち着いた声が聞こえて、モニタに豚の顔をしたキャラが近づいてくる。
十中八九、このキャラがトントンさんなんだろうなぁ。なんて考えてから、モニタ越しにいろんなキャラが並んでいく。
「じゃ、ワイから。ショッピです。年下なんで、タメ口でお願いします」
「うん、よろしくね」
紫系統でヘルメットをかぶっているキャラがピョンピョンとジャンプする。
彼が、ショッピくんかとゾムくんの話と照らし合わせながら覚えていく。
「はーいはーい！僕、シャオロンです！よろしくな〜！」
わ、可愛い。
黄色系統の可愛らしいキャラがペコペコとお辞儀をする。
シャオロンさんは確か、一年の時に同じクラスだったはずだ。
「ロボロです。気軽に話してな！」
今度は�狹鍬瓩判颪�れた面布をつけているキャラがペコペコとお辞儀する。
次はチーノさん。その次は、エーミールさんといった形でどんどん紹介され、最後に残ったのはトントンさん。
トントンさんは豚の顔をしたキャラで正直、一番覚えやすい。
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月見(プロフ) - ゆうなさん» 感想ありがとうございます！！文才が足りないところも多々ありますが、頑張ります！（笑） (2021年2月22日 20時) (
レス) id: 3ca37bb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 続編…！！！！！はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、、、ゾムがイケメンだ、イケメンだぁぁぁぁぁっっ！！！そして夢主も可愛いっっっ！！ぁぁぁぁぁぁあぁあ、話が面白すぎる！そしてめっちゃ癒されます…てかもうにやけ顔が収まらんww これからも頑張ってください！！！ (2021年2月18日 4時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - RURUさん» 続編の方にも、感想ありがとうございます！続編も頑張りますね！ (2021年1月23日 16時) (レス) id: 1f912309a9 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - すき焼き…(訳:続編も最高です) (2021年1月14日 16時) (レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2021年1月13日 23時
