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zm side
「やり直し、です」
俺の額にデコピンをしてきたA。やったことがあまりないのか、すごく弱くて下手くそなデコピンに愛おしさで一杯になる。
はぁ、かわええ。
「相性確認、するやろ？」
「え？急になんですか？」
「はぁ？遊び相手になりたいって言ったの…お、お前…やん」
「ちょっと、たんま。はぁ？とかお前とか言ったらあかんやろ」
「え？…あ、でも…」
「でもじゃない。やり直し」
うぅ。と声を唸らせて、落ち込むA。
正直、普段言わない言葉遣いを使うAに萌えているところはあるが、やっぱり、言葉遣いは綺麗な方が良い。
いやまぁ、お前とかAに言われたら、無茶苦茶に犯したくなるくらい心が躍るのだが。
「遊び相手になりたいって言ったの、君やん」
「…遊び、相手？って、なに？」
「焦らし…ん？…って…君…同じクラスの…あー、すま……ごめん。人違いやった」
「同じ…クラス？」
「お…俺、緑山望って言って、同じクラスやで？」
「ちょ、待って。……俺とか言わんといて」
「俺」
「あ〜〜！ぎゃっぷ！！」
胸が苦しい。
恥ずかしそうに、でも俺の方を見て楽しそうにクスクス笑うAに、また胸が苦しくなる。
惚れた側というのは、こういう時に非常に弱い。
動悸が落ち着いてきた頃に顔を覗き込みながらも聞く。
「それで、楽しかった？」
「…ん〜。関西弁、難しかった」
先程の小芝居について感想を促がせば、予想の斜め上をいく言葉。
クッションの上に座ったAの隣に座って、さっきの小芝居について考える。
あれは、俺とAが初めて、お互いに出会った日。
遊び相手になりたいと言ってきた女かと思ったら、まさかのAだったという。今にして思えば、最低な出会いだった。
「…急に始めるからビックリしたんやけど」
「不意に思い出したから、出会いを覚えてるか確認を込めて、ね？」
「結果はどうやった？」
「んー、最初ので失格」
それは、残念。
最初のはワザとやったけど。なんて思いながら、出会いというのは本当に何があるか分からないものだとしみじみ感じる。
「未だに謎なの。聞いていい？」
「…ん？えーよ」
「……ゾムくん、クラスの人とか覚えてないのに、なんで私のこと、知ってたの？」
じーっと見つめてくるA。
はぐらかしても意味がないと何となく感じ取ったので、小さくため息をついて小さくつぶやくように言う。
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月見(プロフ) - ゆうなさん» 感想ありがとうございます！！文才が足りないところも多々ありますが、頑張ります！（笑） (2021年2月22日 20時) (
レス) id: 3ca37bb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 続編…！！！！！はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、、、ゾムがイケメンだ、イケメンだぁぁぁぁぁっっ！！！そして夢主も可愛いっっっ！！ぁぁぁぁぁぁあぁあ、話が面白すぎる！そしてめっちゃ癒されます…てかもうにやけ顔が収まらんww これからも頑張ってください！！！ (2021年2月18日 4時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - RURUさん» 続編の方にも、感想ありがとうございます！続編も頑張りますね！ (2021年1月23日 16時) (レス) id: 1f912309a9 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - すき焼き…(訳:続編も最高です) (2021年1月14日 16時) (レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2021年1月13日 23時
