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zm side
「…ええ身体、しとるなって」
「………」
ほら、こうなる。
反応しづらそうに、視線を逸らすAに「で、でも、それだけやないで！」とすかさず、フォロー。
もう一度、俺の方を見てくるAに、何とか、首の皮一枚繋がったと安堵する。
「…顔も好みやってん」
「………」
あ。
「結局、外見か」と小さく呟くA。
また、やってしまったかと不安に思いながらも、隣を見れば、少しだけ嬉しそうな彼女。
あー、押し倒したい。
「……男子がどういう存在なのか、分かった気がする」
「おん、せやぞ。…せやから、気をつけてな？」
「…？分かった」
正直、Aは可愛い部類に入ってしまう。本人は気付いていないだろうが、片思いを寄せている男子なんて沢山いる。
それを踏みつぶ…牽制するのが俺の役目なわけだが、それでも不安で仕方がない。
加えて、この純粋さ。いつ誰に騙されていてもおかしくはない。
「…でも、良かった。きちんと、覚えてくれてて」
「…Aとのことは、全部忘れんよ」
「ん、ありがと」
ふにゃっと表情を崩して笑うAに、思わず、頬が緩む。
この可愛い笑顔も全て、俺のものだと思うと、とても良い優越感。
「ね……その時会う予定だった子って…誰だったの？」
「気になるん？」
「何となく…？」
「誰か分からねぇんだよなぁ。…SNSでやり取りしただけやったし。結局、会ってない」
そういえば、「ふーん」とだけ返ってきて、何やら考え込むA。
考えている姿もかわええなぁ。なんてボッーとしながらも眺めていると、Aが言う。
「私、ゾムくんのSNS知らない」
俺、一応、配信者やん。
なんで？
予想外の言葉と事実に頭が痛くなる。
Aは俺が配信者であることも、そしてグループ名も知っているはずだ。
某青い鳥のアプリだって、使っているのを見たことがある。
調べたりしなかったのだろうか。
「ゾムって調べたらすぐ出てくると思うんやけど」
「……？そうだったの？」
「配信者なの分かっとる？」
「あ、そっか。考えたことなかったや」
自分のやってしまったドジに、恥ずかしいのか顔をしたに向けるA。
それと同時に、配信者の俺ではなく、普段の俺を見てくれていることに気づいて、顔がニヤける。
今更だが、配信者という肩書きのある俺を好きになったわけではない彼女にとっては、俺のアカウントを知らないことは普通だったのかもしれない。
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月見(プロフ) - ゆうなさん» 感想ありがとうございます！！文才が足りないところも多々ありますが、頑張ります！（笑） (2021年2月22日 20時) (
レス) id: 3ca37bb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 続編…！！！！！はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、、、ゾムがイケメンだ、イケメンだぁぁぁぁぁっっ！！！そして夢主も可愛いっっっ！！ぁぁぁぁぁぁあぁあ、話が面白すぎる！そしてめっちゃ癒されます…てかもうにやけ顔が収まらんww これからも頑張ってください！！！ (2021年2月18日 4時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - RURUさん» 続編の方にも、感想ありがとうございます！続編も頑張りますね！ (2021年1月23日 16時) (レス) id: 1f912309a9 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - すき焼き…(訳:続編も最高です) (2021年1月14日 16時) (レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2021年1月13日 23時
