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両面宿儺 ページ43

伏黒side



「なぁ言ったろ?広く使おう!」






これが両面宿儺…

呪術云々じゃない。パワーもアジリティも格が違う。


鵺が俺をキャッチし、空中にいると目の前に現れる両面宿儺。

速い…!!!






「いい術式だ!」






避けることは叶わず、そのまま殴られる。

殴られたことを認識したのは殴られた後。直ぐにくるであろう衝撃に覚悟し目を瞑る。




が、次の瞬間俺の腰に腕が回されていて、覚悟していた衝撃はいつまで経ってもこない。






「大丈夫… じゃ、ないね」



「なっ、一色、なん、」



「落ち着いて」




「貴様は、いつぞやの…」






俺の腰に回っていた腕は一色のものだった。

なんで… 俺は連絡してない。もちろん虎杖はできないだろう。ということは、釘崎か…!


一色は俺を抱えながらぴょんぴょん攻撃を避ける。






「釘崎から連絡が入った。遅くなってすみません、私もさっきまで特級を相手にしてたもので」



「特級…!?なんで、って、おまえ、この傷…!」



「君たちに比べたらなんてことないよ」






なんてことないわけないだろ…!!

一色が特級の任務に当たっていることも気になるが、今はどうでもいい!


下腹部に空いた孔とは別に右胸にも穴が空いている。右肺は潰れて息がしづらいはずなのに、俺を抱えたまま戦うなんて無理だ!



すると一色は宿儺の攻撃が止んだ一瞬の隙に、なにもないところに手をかざした。


…!?

何だアレは!?


どんどん虚空が開いていく…!

その中に俺を抱えたまま入り、宿儺の攻撃がこちらに届く前に閉じる。

そして次に開いた時にどこかの建物の前。俺はそこに降ろされた。


どうなっているんだ…






「貴様それで俺から逃げたつもりかァ!!」



「逃げてない。

人の姿で会うのは初めましてかな、両面宿儺」



「お前の𥚃(なか)のその呪力も全て解き放て!貴様と戦うのはなかなかに楽しめそうだ…!」






はぁ、とため息をつきながら俺を守るように背を向け宿儺と会話を始める一色。

その間にも右胸の出血は止まらない。一色は反転術式が使えたはずだが、なんで治らない…!?


その出血量は危険だ!



しかし一色はそんなことも気に留めず、「これのことか?」と右頬に骨のような仮面のようなものの欠片を出現させる。






「私の名は一色Aです!」



「良い!良いぞ一色A!いつまでも殺し合おうじゃないか!!!」






一色の声には少しノイズが混ざっていたような気がした。

最悪→←討伐完了



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蓮夜 - BLEACHですか!?かっこいい!!!めっちゃ面白いです。応援してます!!! (5月20日 14時) (レス) @page3 id: 574d664119 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - 続編ぜひ、読みたいです!読んでる側からしたら、いい所で区切られたからこそ気になっちゃいます笑 (2021年1月13日 22時) (レス) id: a30ea6f0a7 (このIDを非表示/違反報告)
朱希 - 凄い面白い更新頑張ってください (2021年1月13日 12時) (レス) id: f434abfcd6 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - めちゃくちゃ面白い…神作品!!めっちゃやばい!(語彙力) (2021年1月6日 10時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
2代目(プロフ) - 第6十刃!!!神ですか!?神!?更新頑張って下さい! (2021年1月4日 22時) (レス) id: 7fe9481e51 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年12月31日 21時

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