最悪 ページ44
伏黒side
「貴様、なにが混ざってる？」
「っは？今そんなこと関係ないでしょう」
「何よりその孔、人間ならば死んでいるだろう。背中の��６��の文字は何だ」
「教えてあげま、せん！！」
「その数字が大事か？」
「なっ、
が、っあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"！！！！」
「ハハハハハハハ！！！その憎しみに満ちた顔… らしくなってきたじゃないか！！！」
「… 殺す」
一色の背中の数字の書かれた部分を抉り取り、捨てた。一色は痛みからか屈辱からか恐ろしいほどに顔を歪めている。
くそ、俺はここでなにもできずにただ見ているだけか…！？
すると、初めて見た時のようにメキメキと音を立てながら蒼色の髪の男の姿に変わっていく。
完全に変わったとき、口角を引き上げニヤリと笑うと
「お前は呪いの王、だったな」
「くだらん、そんなもの」
「奇遇だなァ、俺も王の名を冠する者だ」
王の名を…？
次から次へと、もういい加減頭が限界なんだが…
瞬きの間に距離を詰め、振り上げた拳は宿儺に当たる。吹き飛んだ宿儺は起き上がる気配がない。
「オイ、伏黒っつったか」
「…ああ」
「とっととズラかるぞ。テメェの怪我も危ねぇが、っ」
「なぜ勝負がついたつもりでいる？」
そこまで言ってスッと元の姿に戻っていく一色と、模様が消えていく虎杖。
そういうことか…
俺も一色の隣に立ち、構える
「言っておくが俺はお前を助けた理由に論理的な思考を持ち合わせていない。
危険だとしてもお前のような善人が死ぬのを見たくなかった。それなりに迷いはしたが結局はワガママな感情論」
「私は虎杖と出会ってまだ数日。情を抱くほど親しくなった覚えもない。
でも、底抜けに明るい虎杖にはどこか助けられてきた。ありがとう。善悪なんか関係ない。これが私の最適解よ」
「でもそれでいいんだ。俺はヒーローじゃない。呪術師なんだ。だからお前を助けたことを一度だって後悔したことはない」
「そっか。やっぱ伏黒は頭がいいからな。俺より色々考えてんだろ。一色も、厳しい世界で生き抜いてきたんだ。
お前らの真実は正しいと思う。でも俺が間違ってるとも思わん」
ﾎﾞﾀﾎﾞﾀｯと虎杖体から血が溢れ出す。
あぁ、待って、まだ…
「あぁ悪い。そろそろだわ。伏黒も釘崎も一色も五条先生…は心配いらねぇか。
長生きしろよ…」
「くっ…！」
虎杖が倒れた後、ドサ、と音がして一色も倒れた。
２人の周りには血溜まりが大きく広がっていく。
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蓮夜 - BLEACHですか！？かっこいい！！！めっちゃ面白いです。応援してます!!! (5月20日 14時) (
レス) @page3 id: 574d664119 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - 続編ぜひ、読みたいです！読んでる側からしたら、いい所で区切られたからこそ気になっちゃいます笑 (2021年1月13日 22時) (レス) id: a30ea6f0a7 (このIDを非表示/違反報告)
朱希 - 凄い面白い更新頑張ってください (2021年1月13日 12時) (レス) id: f434abfcd6 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - めちゃくちゃ面白い…神作品！！めっちゃやばい！(語彙力) (2021年1月6日 10時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
2代目(プロフ) - 第6十刃！！！神ですか！？神！？更新頑張って下さい！ (2021年1月4日 22時) (レス) id: 7fe9481e51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2020年12月31日 21時
