反抗 ページ35
どうするどうするどうする！？
グリムジョーがいるとはいえ、コイツは本家に仕える人間…
下手に動けば地下牢が待ってる。
くそっ、いっそコイツ殺して証拠隠滅すりゃあバレねぇか…？
「なんで一色のこと連れてくの？」
…は？
こいつ、分かってないのか…？
五条さんとピリピリした空気の中、お互い口論になってるのにも関わらず、そんなこと…
「あ、スンマセン！でも、一色は帰りたくなさそうだし…
俺、しきたりとか、古い家の力関係とかわからないけど、無理矢理は良くないと思う！」
「…ぷっ、くくくく、」
「え？五条先生？」
「いや、よく言ったよ悠仁… くくく、」
虎杖の頭には��？��が見えるが、今はそんなことどうでもいい。
五条さんも笑いすぎだよ！！
どうすりゃいい？どうすりゃ…
「私は、戻りたくありません」
「はい…？」
もうどうにでもなれ。
コイツは聞き取れなかったようで聞き返してくる。
俺は俺が自由になるためにここに入ったんだ。
窮地は、最高の追い風ってかァ？
「よく聞き取れませんでした、もういち」
「私は！戻りたくありません！！」
「なっ、」
「クックックッ、Aもよく言った！」
笑いながら肩を組んでくる五条さん。
正直俺は一色家の当主じゃないからコイツらの首を切ることはできない。
だから、これは些細な反抗で済むだろ？
子が学校にいたいって言うんだ。止める親なんかいないだろ。
すると左頬に強い衝撃が走る。
ハハッ、俺今殴られたんだ… へぇ…
「何を戯けたことを言っておられるのですか！？貴方は一色家の次期当主なのですよ！！もっと責任感を持って行動なさい！！」
「ちょっと、手をあげるのは汚いんじゃない？」
「大丈夫です、五条さん。
…そんなこと、存じております。ですが、」
「この私に口答えなさるおつもりですか！！？」
左頬に手を当て、考える。
このまま「親父にも殴られたことないのに！」と叫んでやってもいいけど、あいにく殴られたことはある。
そこで、コイツを黙らすにはこの手しかない。
「…今、私に手ぇあげましたね？」
「っ、」
「私知ってます、給仕が私に反抗すると処罰が下ること。
…それが例え、現当主の給仕だとしても」
ビクッ、とわかりやすく固まる目の前のコイツ。
そういや名前知らねぇな。
まぁいいか、これからが本当の反抗だ。
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蓮夜 - BLEACHですか！？かっこいい！！！めっちゃ面白いです。応援してます!!! (5月20日 14時) (
レス) @page3 id: 574d664119 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - 続編ぜひ、読みたいです！読んでる側からしたら、いい所で区切られたからこそ気になっちゃいます笑 (2021年1月13日 22時) (レス) id: a30ea6f0a7 (このIDを非表示/違反報告)
朱希 - 凄い面白い更新頑張ってください (2021年1月13日 12時) (レス) id: f434abfcd6 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - めちゃくちゃ面白い…神作品！！めっちゃやばい！(語彙力) (2021年1月6日 10時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
2代目(プロフ) - 第6十刃！！！神ですか！？神！？更新頑張って下さい！ (2021年1月4日 22時) (レス) id: 7fe9481e51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2020年12月31日 21時
