俺らの邪魔すんな【呪術廻戦】

１年生親睦会 ページ26

「ふぁーあ…」






結局昨日は閃光(セロ)や反転術式、領域展開について詳しく聞いただけで終わった。

そのほかはまた戦闘のある時にでも教えようかと思う。説明めんどいしね。



特級に昇格したことは言わないことにした。いろいろ聞かれることは目に見えてるし、別にいっかなって感じ。






「一色！おっはよぉー！」



「おはよう」



「わわわわ」





教室に向かって歩いていると後ろから虎杖の声が聞こえた。後ろからすっごい足音聞こえるから走ってると思うんだけど…え？止まるよね？


危機を察して振り返ると… めちゃめちゃこっちに走ってきてる！！

避けるけどね！


俺が避けたから目の前の壁まで突っ込んでって止まった。


アニメとかだと壁にめり込むと形がそのまま残ったりするよね。

虎杖なら出来そう。



そんなことを考えながら教室の扉を開けると、既に五条さんと、伏黒、釘崎がいた。


え、まだ遅刻じゃないだろ？






「おはようございます」



「おはようA。廊下からすごい音したけど」



「虎杖が壁に突っ込みました」






会話をしながら席につく。

遅れて虎杖も入ってきて、席についた。



それにしてもなんだ…？

今日なんかあった日だっけ？






「先生、なんでこんな早くからいるんですか？」



「そうよ、いっつもギリギリじゃない。私たちまで集めて何よ」



「よくぞ聞いてくれました！なんと今日は」






そこまで言って溜める五条さん。

いいよ、別に期待とかないから。スッと言えや。



釘崎はすっげぇ睨んでて怖い。

女子ってこわい。






「毎年恒例！１年生親睦会をしまーす！」



「パス」



「パスで」



「私も」



「えっ、」



「お、俺は出ようかな…」



「悠仁ぃ…」






俺、伏黒、釘崎がパス。

わかりやすく凹んだ五条さんにすかさず虎杖がフォローをいれる。


いや、１年生親睦会をなんだから１人だけ参加でも意味ないだろ。






「まぁ、みんなやるけどね」



「「「はぁ？」」」



「まぁまぁ！みんなも知りたくない？それぞれの術式とか」



「確かに…」



「これは毎年やってる、親睦会とは名ばかりの術式把握のための戦闘訓練、的な？」






戦闘訓練、か。


楽しそうじゃねェか…！



戦闘なら、この中でも慣れてる方だと思う。

虎杖は近接強そうだな…




五条さんのくせに、良い授業してくれるじゃねェかよ…！

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