俺らの邪魔すんな【呪術廻戦】

面談２回目 ページ13

それから、特になにをするでもなく部屋の位置があそこで落ち着いた。今は五条さんと再び学長のいる部屋の前にいる。


なんで２回目？






「学長入りますよー」






ここ数分でわかったことは五条さんがKYだってこと。

メンタルほんとにスゲェと思う。



ガラッとドアを開けると既に学長は座っており、俺たちに向かいの椅子に座るように促す。






「珍しいな、お前が時間通りに来るとは」



「ヤダなー、いつもセーフですよ」





アウトだろ。

しかもコイツ多分遅刻の常習犯だな。そんな気がする。






「さて、茶番はこれくらいにして早速本題だ」



「もう猫かぶる必要ないからねー」



「分かってるっつの！」






学校関係者にいちいち礼儀正しくなんてやってられるか！！


社交の場だけだわ！あと親族の集まり！と、なんかの集会！

…結構あんな。






「君のことはもう既に上に伝わっている」



「これだけ爆発的強さを持っていて今までバレてなかったのが不思議だよ」



「君の中にいる呪いは特級呪霊に相当する。まだ名もない未確認の呪霊だが、」



「グリムジョー」



「「…え？」」



「名はグリムジョー。 グリムジョー・ジャガージャックだ」






ごめんグリムジョー。これから俺たちの道に差し支えないことは話していく。

もちろんお前の意思で代わってもいい。


ちょっと待っててくれ。






「その、グリムジョー、とやらと君はこれからの呪術界に大きな衝撃をもたらす。

そして先程、上には伝わってると話したが、」



「A、死刑ね」






？？？？？

はぁ？？


死刑って、はぁ？






「理解が追いつかねぇんだけど」



「だよねー！」



「上は君を危険視している。グリムジョーはもちろん、君の存在自体をだ。

しかしこちらとしては君ほどの呪力量を持つ者を手放したくはないし、野放しにするわけにもいかない」



「って事で、僕めちゃめちゃ頑張って君の死刑を特級監視対象に変えてもらった。

もちろん死刑がなくなるわけじゃない。Aが人を殺めたり、呪術に反する禁忌を犯そうものなら即刻死刑だ。

…どう？」






特級監視対象？

ふざけんな。結局何しても死刑じゃねぇか。俺は、俺たちは強くなって自由に心のままに生きると互いに誓った。


なのに、死刑…？

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