このピュア〔？〕あなたに届けたいっ！【呪術廻戦】

終：このピュア(？)あなたに届けたいっ！ ページ50

「建人くんは私と離れても平気なんだぁー！うわぁぁぁん！！」



「……さすがにそこまで薄情ではありません。慣れ親しんだこの高専の人たちとこの一年のように過ごす、というのは難しくなってしまいます。

なので、ほんの少し……ほんの少しだけ、寂しく思います」






夕陽に照らされた空き教室


私は建人くんに寄り添われながら泣いた



















　
















　













　













「あれ、七海もAもまたココなんだ」



「ええ、どうやら異動はなしですね。また今年もお願いします、五条さん」



「んんんんんよっっっしゃあああああああ！！！！！」



「私もいるよ」



「僕も！」



「夏油と灰原だけじゃないさ、ほとんど変わってない」






コツ、と大人な雰囲気でヒールを鳴らす硝子ちゃんともまた一緒！

ひゃっほーう！！と職員室を走り回れば先生から説教と拳骨が３つほど……いたい………






「今年も賑やかになりそうだねぇ」



「五条ジジイみたい」



「え"っ」



「そういえばね硝子ちゃん、今日建人くんの夢見たの！最高だった！あっ、思い出すだけで頬が…」



「へぇ、」



「建人くんに好きだ好きだと言い寄りまくるものの冷たく一蹴され続ける夢」



「なんだ、いつもの現実じゃん」






ちがうよぉー！夢はさ、好き勝手できるじゃんか！

夢でもかっこいいとか何事！？



もおー、すきっ！






「私はただの友達だから面白いけどさ、言い寄られてる身としては正直どうなの？ちょっとは静かにしてとか思ってたりする？」



「いえ、有馬は元気が長所のひとつですし騒がしいのはいいことですね。静かにしてほしい時は静かにさせますし」



「扱い慣れてんな…」






「硝子ちゃーん！悟がうざいぃー！」



「あいつがうざいのはいつものことだろ」



「私が惚気る未来が一生見えてこないとか言ってくるの！いいもん！いつか絶対惚気てやるんだから！」



「むりそー」



「無理じゃないよ！私は建人くんと懇(ねんご)ろな仲になるためなら命を差し出してもいい覚悟があるからね！心構えが違うよ！」



「だってさ」



「重い」










　








　






「まぁ、でも、お前は長生きすると信じて期待してますよ」






　








　











　








「っこれからもずっとずっとピュアな私でアタックし続けます！！！」









　






　













end.



　













________________________


続編できました！

よろしければ！！！

この小説の続きへ→←ピュア ４５

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す