このピュア〔？〕あなたに届けたいっ！【呪術廻戦】

ピュア ３４ ページ38

虎杖side



「そんなこと言ったら、傑だって危なかったよねー？」



「あー、アレは確かにね。っていうか、今もじゃん？」



「詐欺師くらいでよかったじゃん」



「何も良くないけど？」






なんの話かさっぱり…


んんんんん？






「夏油先生もなんかアブナイ仕事してたんスか？」



「いやいや、アブナイなんてモンじゃないよ」



「とある村のね、住民を皆殺しにして呪詛師になっちゃうとこだったんだよ？」



「ジュソシ…」






ジュソシって呪詛師…？


夏油先生が、呪詛師…！？






「エェ！！？」



「えぇ！？だよね〜」



「ほんとにね〜」



「え、でも、殺さなかったから今先生なんだよね？」



「そうそう。っでさ、そのやめた理由がなんだと思う？アホすぎて笑えるんだけどさ、くくっ」



「あ、また悟はそうやって…！」



「聞きたい？正解は『Aのアホ面が浮かんだから』でした〜！」






あ、アホ面…？


アホ面か、




え、そんな簡単に皆殺しの意思曲げられちゃうの？？？

有馬さんすげえ！！



有馬さんはもうどこでも通用しそうだ、と思っていたらガシッ、と後ろから誰かに肩を組まれた






「なんかね、本当にどうでも良くなってしまったんだよ」



「夏油先生！」



「傑だ！」



「くっくっく、」



「いつまで笑ってるんだい悟… 猿どもは嫌いだけど、生憎高専の奴らまで嫌いだったわけじゃないのさ。

だから、わざわざそれを自分で壊さなくてもね。Aと悟が『傑〜！』って馬鹿やってるのを、硝子とまだ見ているのもいいと思って」



「……」



「悠仁？」



「よ"がっ"だ〜！！先生呪詛師になんなくてよかっだ〜！！！」






エエ話や……


ここでの日常があったから踏みとどまれたんだな…



っていうか、






「……猿？？？」



「あれ？悠仁知らない？傑が非術師のこと猿って呼んでんの」



「知らないけど！？」



「いいんじゃなーい？私も高専戻ってきてしばらくはカモって呼んでたし」



「それもそれでどうなの！？」




　

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