このピュア〔？〕あなたに届けたいっ！【呪術廻戦】

ピュア ２８ ページ32

「でもさ、七海のそういう話ってないよね？」



「いやいや、この間だって道にいた仔猫に話しかけてたよ？『にゃんにゃーん』って」





「あゔッッッッッ」



「ちょっとA、変な音出すのやめて」






ね、猫に話しかけていた…！？



しかも、にゃんにゃん………だと……！？


悟、何その現場目撃しちゃってんの！！？私なんて最近建人くんのこと追いかけすぎて撒かれがちなんだけど！！！







「やだー！七海さんて意外と可愛いところあるのね！！」



「へぇー！今度ナナミンにその話ししてみよ」



「ギャップってやつですかね」




「そのあと僕に気づいてめちゃめちゃ恥ずかしそうだったけどね」



「ふぐッッッッ」






顔が赤くなってる建人くん！！？


そのまま押し倒せってこと！？お持ち帰り案件！！！襲われちゃうよそんな可愛い顔してると！！



やだ可愛いんだけど、すごい想像した。赤くなってる建人くん超かわいい！！！


え〜、好き。なんか、さらに好きなんだけど。



今度は撒かれないように追わないと。お持ち帰りしたい。






「硝子さんは？」



「硝子ちゃんはヤニ切れでココアシガレットを鬼のように噛み砕いていたっていう流石の私もドン引きの時があった」



「あー、すっげぇ機嫌悪かった時ね」



「あの時の硝子は何者も寄せ付けない禍々しさがあったね…」






アレって最後どうなったんだっけ？悟がご機嫌取りで突っ込んでってほっぺに紅葉付けてきたとこまでは覚えてるんだけど…


あ、傑と私がコンビニまで走って解決したんだっけ？



ん？






「ていうか、Aさんはないの？」



「なにが？」






建人くんとの妄想に浸りすぎてくねくねとしながら、硝子ちゃんの話の結末を思い出していると野薔薇ちゃんに聞かれる



なにがないの？






「恥ずかしい話」



「ない」



「嘘つけぇ！！！お前の今までの奇行！数ある不審な動き！！無ぇわけねぇだろ！！！」



「悟(お前)失礼だよ！！！！」






ないよ！！！


なんで悟そんなに必死なんだよ無いよ！！傑も「嘘だろ…？」みたいな目で見てくんのやめてよ！



ぎゃいぎゃい言い合っていると恵くんがしびれを切らしその場を収める。そして、同じ質問






「本当に無いんですか？恥ずかしい話」



「ない。ありすぎてもはや恥と思っていない」



「その境地を恥と思いなさいよ」



「あてっ、」






野薔薇ちゃん、痛い




　

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