このピュア〔？〕あなたに届けたいっ！【呪術廻戦】

ピュア １０ ページ11

ｼﾞｰｰｰｰｰ







「？」







ﾌｲｯ






「なんでなんで！今目合ったでしょ！！？」



「はいはいなんですか有馬」



「ふっふっふ、私がどうしたか知りたいようだね」



「やっぱり今のなしで」









　







　








「夏… 四季の１つを担うこの季節は… 長いようで短い… しかも呪術師には休みも自由な時もほとんど無くて… だからこそ私はこの一瞬一瞬を大事に___

建人くん！聞いて！」



「今日の報告書書くだけですので、続けてどうぞ」



「気にするよ！ちゃんと聞いて！」



「ちゃんと聞いたところでしょうもない話でしょう」



「もー！違うってば！私は輝く建人くんを見たい！

『人の』じゃなくて『建人くんの』！ただの『透けた肌』よりも『汗で透けた肌』！！」



「やかましい」






だって、汗流れてるところとかえっちいじゃん

見たいの…！

汗でシャツが張り付いた建人くん見たいじゃん…！



高専の制服が夏服に変わってから３日間、何も指くわえて見てたわけじゃない






「夏服に変わってから３日、ずっとシャツのことを考え、透けた肌だけを見ようとしたのに」



「もっとどうにかならなかったんですか、その３日」



「どうしても見えなくて、私は打ちひしがれ… 神を憎んだ…」



「酷い逆恨みですね」



「でも諦めることができず、考えに考え、考え続け… そんな私に微笑んだのは神ではなく真相__________


建人くん防透性の高いワイシャツ着てるでしょ！！？」



「…あぁ」






やっぱりぃぃぃ！！！

ちっとも見えないと思ったらぁー！！！






「私は新しい世界を知って成長した建人くんに会いたい。成長した建人くんの透けた肌が見たい。

だから脱い、」



「却下」



「………な…なにゆえ……？」



「なにゆえがなにゆえですか。絶対脱ぎませんし、シャツも変えません」



「何言ってんの！？たとえ建人くんがシャツを変えても、濡れない限り透けない。透けない限り見えない。濡れるほど汗をかかない限り肌を見られることはない」



「お前が何言ってるんですか」



「ただ… シャツを変えない限り肌は100%見えない！！そんな、そんな残酷な100%捨てよう今すぐ！！？」



「守り続けさせてくださいその100%」






この世の残酷さに私は項垂れる。いや、床に転がりジタバタする。

建人くぅん………




ガラッ






「うわっ、何してるんだいA…」



「こんにちは夏油さん。次、任務入ってませんでしたよね？お昼一緒にどうですか？」



「いいね」




「建人くーーーーーーーん！！！！！」




　

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