電話 ページ47
8月になると一気に蒸し暑くなった
今年はとくに、熱くなるらしい
ぼーっとする頭を奮い立たせて朝ごはんを食べるためリビングへと向かう
『…おはよう』
祐「おーおはよ…ってお前、やばい顔してるぞ」
二つ上の兄、祐がわざとらしく変顔をしてみせる
椿「いつもよりぶすっとしてるなー」
祐の言葉に淡々と頷くもう一人の兄、椿
Aの七つ上で今年で大学3年になる
椿「どうした?何かあったのか?」
祐にはつい反抗したくなるけど椿には相談してもいい気がした
Aは少し悩んでから
『ちょっと』
と答えた
椿「うーん…バスケしてスッキリするなら、いいかもな。今日の部活見学来るか?」
Aは首を横に振る
椿は涼太くんと同じくバスケ部だ
小さい頃から続けていて、大学でもバスケのサークルに入っている
祐「でたよ、脳筋野郎。なんかあればすぐバスケだもんな。」
椿「なんだよ、祐もバスケするか?」
祐「俺はいいよ…」
盛大に溜息をつき、今度は私に向き直る
祐「ところでA、涼太って誰?」
『えっ!』
突然、兄の口から涼太くんの名前が飛び出して驚く
じーっと視線を送ると祐はにやりと笑った
祐「この間、部屋で彩香ちゃんと電話してただろ」
『…うん』
祐「そんとき、涼太くんが筋トレしてただの、涼太くんがダンク決めただのって名前連呼してたからよ。涼太くんって呼ぶくらいだから、男かー」
『なんで聞いてんの!お兄ちゃんのばか!最低!!』
祐「はぁ?部屋のドア閉め忘れてたお前が悪いだろ。バカはお前だばーか」
挑発するように舌をだす兄を睨みつけながらAは唇を強く噛む
しょうがないじゃん。しばらく会えなくてへこんでたんだから…
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のばな - 主人公兄いるのに、青峰に対して(お兄ちゃんがいたら)ってところ、おかしいですよ。 (2019年1月18日 2時) (レス) id: 15d6d61a9f (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - 泡雪さん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです(*´∇`*)これからもよろしくお願いします!! (2018年1月2日 16時) (レス) id: 86557fdfe9 (このIDを非表示/違反報告)
泡雪(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読んでます!!頑張って下さい!!! (2017年12月31日 22時) (レス) id: ee11e1b4e8 (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - たまごさん» ありがとうございます!!頑張りますね! (2017年11月19日 14時) (レス) id: 86557fdfe9 (このIDを非表示/違反報告)
たまご - ピュアな黄瀬くんかわいい!更新頑張ってください! (2017年11月19日 2時) (レス) id: fe22327841 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏 | 作成日時:2017年10月22日 1時