恋に気づいた日 ページ15
学校であったこと、部活のこと、そんな他愛のない話をしながら歩いていた
時折見せる彼の笑顔が夕日に照らされて紅く染まる
『きれい…』
黄「ん?何が綺麗なんスか?」
『え?あっ!えっと…』
やばい、口に出てた!
咄嗟に嘘をつく
『ゆ、夕日が…綺麗だなって』
何言ってんの私!夕日が綺麗って乙女か!!
黄「あー…そうっスね!あ、俺もっと綺麗に見える場所知ってるっスよ!今から行く?」
別に断る理由はないので頷いた
黄「よし!早くしないと沈んじゃうから急ぐっスよー!」
そう言って彼は私の手を引いて走り出す
『わっ!ちょ、涼太くんまって!』
運動が得意ではない私は少し走っただけで息があがる
どのくらい走っただろうか
半ば引きずられながら走っていた
さすがバスケ部。体力ありすぎ
360°見渡せる見晴らしの良い丘につくと、もう夕日は沈みかけていた
黄「ちょっと遅かったっスね」
『そうだね。でもさ、この景色、私は好きだよ』
黄「えー、俺はなんか寂しい気持ちになるっス」
『涼太くん、夜景嫌いなの?』
予想外の返しに驚いたのか目を丸くさせる
黄「夜景、っスか?夕日じゃなくて?」
『涼太くん、反対側見てよ。こっち!』
そう言って後ろを向かせる
黄「っわ、綺麗っスね…」
夕日が沈みかけている反対側の空には
満天の星が輝いていた
『綺麗だねー』
そう言って笑う君の横顔を見つめる
訳もなく心臓が早鐘のように鳴り響く
なんだろう、急に体温が上昇したようなこの感覚は
俺はその笑顔に見とれて洒落た返事ひとつできなかった
なんだろう
もしかしてこれが、恋……?
さっきAっちが隼人先輩と話してるのを見てたら何故かイライラした
Aっちが笑うだけでドキドキする
今までの、君に会ってからの変な感覚は【恋】だったのだろうか。
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のばな - 主人公兄いるのに、青峰に対して(お兄ちゃんがいたら)ってところ、おかしいですよ。 (2019年1月18日 2時) (レス) id: 15d6d61a9f (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - 泡雪さん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです(*´∇`*)これからもよろしくお願いします!! (2018年1月2日 16時) (レス) id: 86557fdfe9 (このIDを非表示/違反報告)
泡雪(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読んでます!!頑張って下さい!!! (2017年12月31日 22時) (レス) id: ee11e1b4e8 (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - たまごさん» ありがとうございます!!頑張りますね! (2017年11月19日 14時) (レス) id: 86557fdfe9 (このIDを非表示/違反報告)
たまご - ピュアな黄瀬くんかわいい!更新頑張ってください! (2017年11月19日 2時) (レス) id: fe22327841 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏 | 作成日時:2017年10月22日 1時