【黒バス】夏のはじまり、恋のはじまり【黄瀬涼太】

アドバイス ページ12

青｢俺、馬鹿だからあんまいい事言えねぇけどよ

そんなに頑張る必要ないんじゃねえの

やりたい事だけやってればいいんだよ

俺みたいにな｣



そう言って彼はニカッと笑った



青｢嫌なことはやめればいいし

友達とうまく話せないっつーんなら

とりあえず頷くか首振っとけ！

それだけで十分だ｣


そっか。

そんなに難しく考えなくていいんだ



青｢……あと、好きなことは絶対にやめるな。

大好きなら尚更な。

今はできなくてもいつかまたできる日が来るから｣



その言葉が何故か引っかかったがとりあえず頷いた



青｢…俺めっちゃいい事言ったよな？｣


『それがなければめっちゃ良かった』



そう返すと彼は大笑いした

よく笑うんだな

青峰くんを見てると元気がでてきた



『…ありがとう』



小さく呟くと

彼は嬉しそうに笑い私の頭をぐしゃぐしゃと撫でた

お兄ちゃんがいたらこんな感じなのかな



青｢またなんかあったらここに来いよ。話聞いてやるから｣



そう言って彼は立ち上がり先程いた場所に戻る

私は教室に戻ろうと屋上のドアに手をかける

すぅっと息を吸い、遠いところにいる彼に聞こえるように言う



『青峰くん、ありがとう！お陰様でなんとかなりそう』



青｢おー。またな｣


屋上に少し元気になった私の声と彼の怠そうな声が響いた

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