▼episode.62▼ ページ5
・
・
ここは……？
目を開けてみると
真っ暗な世界にいた…
「…っ!!!」
公園での出来事を思い出してしまい…
呼吸が苦しくなる…
『……はぁっ……はぁ…』
・
一松君に……
聞かれた……
『…………っ……』
涙も出てきて辺りも
もっと暗くなってきた…
『……っ…ごめんなさっ…ごめんなさい…』
私は…昔の事を思い出して…
もっと涙が出てきた…
・
・
・
・
どんどん辺りは暗くなっていき
ついに何も見えなくなりかけた時…
・
「…A……A！！！」
・
『…………っ…』
誰…
・
「A！！！」
・
・
随分先に…白い小さな蝶が羽ばたいているのが見えた…
・
「A！！！！！A！！！！！」
・
そこから声が聞こえており…
私は震える足で立ち上がって…
・
その蝶へと走り出した……
・
・
・
・
・
・
・
・
「A！！！！！」
・
『…………っ……』
目を開けるとそこには
一松君がいた
一松「A…大丈夫？…」
・
・
『…………っ！』
・
声が…
・
出ない…
喉に手を当ててみるが…
一松君は…
そんな私を見て…
一松「……まさか…」
『…………っ』
・
一松「声が…出ないの…？」
ひどく悲しげな顔をしていた…
『…………っ……』
私は頷いた…
一松「……そう…」
何で…あなたが悲しそうな顔をするのさ…
・
一松君は私を
抱きしめて…頭を撫でてくれた
一松「…A…俺に嫌われたと思ったでしょ…」
私はまた頷いた
何も言わない一松君に
あぁ…嫌われたんだと…
私は一松君から離れようとした
・
けど…一松君は更に抱きしめてくれ…
一松「バカなの…？俺はAが何であろうが嫌わない…」
『…………っ…！！！』
私はありがとうと口を動かして
静かに涙をこぼした…
▽episode.63▽→←▼episode.61▼一松side
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社会のゴミ - 「自傷無色」ですよね！俺好きです (2019年3月26日 16時) (
レス) id: 9dda0ba0f7 (このIDを非表示/違反報告)
衣月@一松girl(まきりん→衣月) - 『自傷無色』取り入れました？間違っていたらすいません！ (2016年10月6日 6時) (レス) id: 2a10866da4 (このIDを非表示/違反報告)
ほのんびり(プロフ) - マヨラーさん» そう思って頂けたのであれば嬉しいです(*´▽｀*)ﾉ (2016年1月30日 4時) (レス) id: 64f8cb89c7 (このIDを非表示/違反報告)
マヨラー - 泣きそうでしたでもHAPPYで終わる (2016年1月30日 1時) (レス) id: cdee239d52 (このIDを非表示/違反報告)
ほのんびり(プロフ) - 憐梨さん» そうですよー笑 詳しくは、お知らせの所に書いています！ (2016年1月7日 1時) (レス) id: 64f8cb89c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほのんびり | 作成日時：2015年12月13日 16時
