イヌ科のネコと猫派 Another Story

告白 Nozomi ページ2

事務所を歩いていた時に偶然見てしまった樹くんと私と違って身長が低くて可愛い女の子



樹｢で、なんですか。｣



｢私、藤原さんのことが好きです！付き合ってください！｣




え、告白されてる！きゃー、モテ男〜←




隠れて聞いていると





改めて、樹くんがモテるんだなぁ(笑)って呑気なことを考えた。




樹｢あー、そういうこと。あ、俺の理想言ってもいい？｣




あ、聞きたい(笑)




｢ど…どうぞ!!｣






樹｢俺、イヌ科のネコが好きなんです。｣




は？私のペットを言ってる(笑)




樹｢だからすみません。｣




そう言って、こっちに向かってくる。





近くに会議室があるから、そこに隠れるとすぐにバレてしまった。





樹｢ネコ。おいで。｣




目線を合わせて手を差し伸べる。




絶対、聞いてたの知ってるやつ




樹くんが腰に手を当てて引き寄せた。





樹｢さっきの告白聞いてたでしょ。｣



黙って、頷く。




樹｢希よりも可愛い女の子はいると思うけど、希以上の悪魔いないと思うし…｣





うん、すごいディスられているかも(笑)




希｢樹くんは魅力的な人だから、あぁいう風に告白されるなんて当たり前だろうね〜｣



耳元でそれを囁くと



樹｢調子狂う。やめろ。(笑)｣




そう言われ、距離を取られた。





つまんな。






希｢じゃ…私、忙しいから行くね。｣





樹｢おい、今日の夜飲みに行くぞ。｣



ほんとうに強引な人。

海 Itsuki→←恋人 Nozomi

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す