★熱血組、来たる。 ページ2
「ゴホッ...う、辛いな...」
寒冷群島のクエストで無理をしたAは、風邪をひいてしまった。
こんな状態ではもちろんクエストにも出られず(出ようとしたが受付にすごい勢いでとめられた)、自室で絶賛療養中。
心配したルームサービスさんが枕元にぬいぐるみやらなんやらを置いてくれている。かわいい。
「狩り...したいなぁ...」
1人で寂しく寝ていると、ふと凄まじい足音が聞こえてくる。
「Aさ〜〜〜〜〜ん!!!」
「愛弟子ーーーー!!!!」
その時扉が勢いよく開かれ、ジェイとウツシの2人が飛びこんできた。
...うるさすぎる。
「チッチェ姫様から愛弟子が風邪を引いてるって聞いて飛んできたよ!大丈夫かい?」
「Aさん死なないで...!!」
...ジェイくんが泣き出してしまった。取り敢えずジェイくんは大袈裟すぎる。おそらく彼は風邪をひいたことがないのだろう...。
「大丈夫です...」
「あ"あっ!?愛弟子の声がガラガラじゃあないかっ!なんという事だ...っ飴!!あげるねっ!!!」
ウツシ教官も大袈裟だった。どこからか飴を取り出し、Aのベッドに置く。
この暑苦しすぎる2人が来たことで寂しさはなくなった。
が、ルームサービスさんが若干(?)引いているようで、影から心配そうにこちらを見ている。
「そうだ、Aお腹すいてるよね?お粥作ろうか?」
作ろうかと言うかもう作られている。教官の手元には作りたての熱々なお粥が...この数十秒で作ったとでも言うのだろうか、さすがだ。
「じゃああーんするからちょっと起き上がってみてくれるかい?あっ無理しちゃだめだよ?」
ジェイくんに体を支えられ、ウツシ教官がふーふーしたお粥を口元に持ってくる
「はいあーん♡」
貴方が食べたのを見て、ウツシ教官は
「んっふふ♡愛弟子赤ちゃん見たーい♡」
と気持ち悪い喜び方をしている。
「俺も食べさせたいです!!」
そして変な気を起こすジェイくん。
そのあとタドリさんに薬を貰い無事完治したのだった。
「愛弟子、風邪をひいた時は俺たちを呼んでね!!」
あまり呼びたくは無い。
ご主人限界オタク。<泡狐竜>(イメージが崩れる可能性有)→←★大社跡で迷子になる話。<天狗獣>
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作者名:だんごたべたい | 作成日時:2023年7月13日 12時