【第七話】まなside ページ9
．
親父さんが止めてくれたおかげで、
Aは、私を離した。
安心したのか私は力が抜け、その場に座り込んだ。
Aまださっきみたいに私を憎らしい目で見ているのかな…
気になって上を見ると、
まな「ッ！？」
Aは悲しそうな、苦しそうな顔をしていた。
まな「A __((
貴方「すいません 父さん、…頭冷やしてきます。」
…。」
そんな辛そうな顔をするAに声をかけようとしたが、かき消された。
目玉の親父「あぁ…気をつけるんじゃよ」
貴方「はい…」
そう言ってベランダから外に降りてその場から出て行った。
まな「…。」
目玉の親父「すまんのう…まなちゃん、悪い子ではないんじゃ…ただ…」
悲しそうに語る目玉の親父さん。
まな「…ただ？」
目玉の親父「Aは人間を憎んでしまっとる…だからまなちゃんにも、キツく当たってしまって居るんだと思うんじゃ……」
人間を�� 憎んでいる…？��
まな「！？…、
……ねえ…目玉の親父さん…どうして、Aさんは人間を憎んでいるんですか…。」
そう聞き返すと悲しそうに話し始めた目玉の親父。
目玉の親父「…まだ詳しいことは言えんが…Aの母が死んだのは人間のせいだと思っているんじゃ…」
思っている…？
まな「思ってるってことは…誤解なの？」
目玉の親父「…まぁ…そうじゃな…」
誤解なら…
まな「そんな…親父さんは誤解だって言わなかったの？」
目玉の親父「そりゃ何回も誤解を解こうとしたが」
ダメだったんだ…
Aさん…だからあの時…。
《…人間はどいつもこいつも身勝手に自分のことばかりっ…》
顔は下にうつむいてて、目だけが私を見据えていた、その顔は…
とても辛そうで悲しみに満ちていた。
・
・
・
まな「っ…親父さん…私っ！Aさんに謝ってくる！」タッ
外にいるAの所に走り出した。
目玉の親父「ま、まなちゃん！？」
(( ガチャッ！！！＿バタンッ！！！
外
暗い道路で何処にいるかもわからない、Aを探した。
まな「はぁ…はぁ…」タッタッ
私っAの一番大切なものを傷つけちゃったっ
私が何も後先考えずに無理やりついて行って、結局足引っ張って鬼太郎を危険な目に合わせちゃって…
…なのに…私は…反省の色すら見せなかったっ…
まな「っ…」
悪いの全部…私じゃんかっ…
早く会って謝りたいっ…
，
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ゲゲゲの鬼太郎」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノズル - すごい面白いです！これからも頑張ってください！(≧∇≦)/ (2020年2月22日 0時) (
レス) id: cb447f3d3e (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます(＞人＜;) (2018年5月17日 21時) (レス) id: 55214cd16a (このIDを非表示/違反報告)
ばけね - 六話だけ空欄で話ずれますよ〜 (2018年5月17日 20時) (レス) id: d3ed948d91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さゆまる | 作成日時：2018年4月22日 12時
