【第六話】 ページ8
．
マフラーを見せると、
父さんも気づいてくれたようで、
目玉の親父「そうか！ご先祖様の霊毛のマフラーを鬼太郎に巻けば！」
きっと、ご先祖様の力で元に戻る時間が短縮されるはず…
目玉の親父「早速鬼太郎にマフラーを」
貴方「はい、父さん。」
外
貴方「これでよしっと…」
でもさすが鬼太郎だな…もう味になっている
吸血木の味になっている鬼太郎にマフラーを巻い
た。
貴方「早く戻れよ、鬼太郎。」
父さんと俺が待ってるからな、
それに久しぶりにお前と会えて話ができる。
・
・
・
まな「笑った…」ボソ…
と、ベランダからボソっと呟いた人間。
またこいつか…
貴方「…笑って何が悪い。」
あー、ダメだ…鬼太郎をこんな状態にしたこいつがどうしても憎く感じる…。
抑えろ、俺。
まな「別に笑っちゃいけないなんて言ってないでしょ？」
少しムッとしている人間の言葉を無視して、ベランダから部屋に戻った。
まな「ムカ))＿、位置を此処！私の部屋なんだけど！」
貴方「んな事知ってる…。」
まな「ムカ))＿…だったら少しぐらい気を使いなさいよ！」
…黙ってりゃ…調子に乗りやがって……。
憎らしい人間の言葉に、ぷつんっと俺の中の何かが切れた。
貴方「ッ…だいたいっ！鬼太郎がこんな事になってるのはお前のせいだろ！？俺の家族を危険な目にして上から目線なんてっお前何様なんだよっ！！」
と言って怒りに任せ、強引に人間の胸ぐらを掴んだ。
まな「っ…！？」
貴方「自分1人じゃ何もできないくせにっ、こっちの迷惑も考えろよッ！！」
と、咳が切れた様に、心に閉まって居た人間への憎しみの声がまなの部屋に響いた。
まな「っ…！」
貴方「…っ…人間はどいつもこいつも身勝手で自分のことばかりっ…」
母さんの時も…
頭に浮かぶ母が殺された時の、今でも思い出すだけで震えが止まらない光景。
ッ…。
まな「…！？」
・
・
・
目玉の親父「Aっ！！」
貴方「ッ！？」
その父さんの声に俺の体は止まった。
俺何やって…
目の前には胸ぐらを掴まれ苦しそうな人間。
！？…。
我に返って、人間を離した。
貴方「っ……わ、悪い…つい感情が高ぶって…」
無意識に何やってんだっ俺…ッ……。
目玉の親父「だ、大丈夫かい！まなちゃん！」
まな「は、はい」
何故か憎まず、何処か悲しそうに俺を見る人間。
貴方「…ッ」
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ノズル - すごい面白いです！これからも頑張ってください！(≧∇≦)/ (2020年2月22日 0時) (
レス) id: cb447f3d3e (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます(＞人＜;) (2018年5月17日 21時) (レス) id: 55214cd16a (このIDを非表示/違反報告)
ばけね - 六話だけ空欄で話ずれますよ〜 (2018年5月17日 20時) (レス) id: d3ed948d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さゆまる | 作成日時：2018年4月22日 12時
