5話 ある本丸の主視点 ページ6
主side
今日も三日月さんとくりちゃんを
探しに燭台切達に出陣をさせた。
最近、カンストをした刀剣男士が
増えてきた為、あまり怪我をせず
平和な日常だと思っていた。
でも、今日は違ったらしい。
なんと、鶴丸から連絡が来た。
何事かと思えば、
大倶利伽羅が重症で折れる寸前らしい。
最初は、ただの悪戯かと思ったが、
あの鶴丸の表情を見て私は、
本当のことを言っていると確信し
鶴丸に本丸に帰還命令を出し、
初期刀のまんばくんに手入れ部屋の
用意をお願いした。
……で今は、門の前で待機している。
門が開き、大倶利伽羅を抱えていた次郎さんに
大倶利伽羅を手入れ部屋に連れて行くことを
お願いして、私もすぐに用意して手入れ部屋に駆け込んだ。
大倶利伽羅の容態は思っていたよりも酷く
あっちこっちに、痣や切り傷を負っていた。
それは、折れていないことが不思議なくらいに
ひどい様子だった。
やっと手入れが終わった頃は、5時間後だった。
でも、どうしても治らなかったのは
腹部の深く突き刺さった傷だった。
石切丸に聞いたら、「もしかしたら、魂が少しだけ歪んでいるせいかもしれないね。少し、治るのは遅くなるかもしれないね。」っと言っていた。
彼は一体どれぼどの事を、抱えていたいたのだろう。その彼が、少しでも幸せになれるように
私は強く決意した。
―――――――――――――――――――――――
私は、皆に広間に集まってもらい
大倶利伽羅のことを話すことにした。
主「みんなに話がある。もう知っていると思うが、大倶利伽羅のことについてだ。」
ザワザワしていた広間がシーンと静まり返った。
主「えっと、これから言うことはあくまでも、私が考えた仮説だからな。私はあの大倶利伽羅は多分ブラック本丸の大倶利伽羅だと思う。」
燭「主、ぶらっく本丸とは何のことだい?」
主「あぁ、ブラック本丸とは簡単に言えば過度な出陣、暴力そして酷いところは夜伽も強制で行っている本丸のことだ。」
すると、みんなの顔が怒りに染めるもの、涙を流す者と様々な反応をした。
主「私は、あの大倶利伽羅を保護をしたいと考えている。そして、幸せにしたい。異論はある?」
鶴「嫌、ないさ。俺もいや、俺達も伽羅坊を悲しみより、驚きに満ち溢れる日常を送ってほしいからな!!お前達もそうだろう?」
全員「はい/ああ!!」
主「…!よかった。皆、ありがとう。」
これで、大倶利伽羅の保護は決まった。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←4話 ある刀の視点2
16人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MoE | 作成日時:2017年8月27日 22時