教会のエキストラ (ページ5)

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4 いざ尋常に勝負！ページ5

準備室に無事たどり着き準備もそれなりにできた。

「アダム君～そろそろ始まるよー」

ソーマに呼ばれて、部屋を出る

「アダム君、試験頑張ってね！」

「はい。頑張ります。」

ここが試験場か、はぁ…ドキドキする。

「アダム、こいつがお前の相手の明希だ。」

「はぁ！？」

先に声を出したのは、明希の方だった。

「なんでこいつの相手をしなきゃあいけないんだよ…たく。」

ん？こいつ、どっかで見たことある顔だな…

「…ああっ！！貴方は朝の⁉」

うわ～最悪よりによってこいつとか～…初めて会ってからもう嫌いになってる…。

「どうした。知り合いか？」

「「知り合いじゃねぇ/ないです」」

「そうか。まぁ二人とも頑張れじゃあ審判にあとは、頼むから、よろしく」

審判「はいっ！！」

ついにきてしまった。試験、、、

受かりますように…。ただ、僕は願うだけだ。

審判「いざ尋常に勝負初め‼」

審判の声が聞こえた瞬間刃物と刃物が重なり合う音が響いた。

試験場には、たくさんのギャラリーがむせかえっていた。

キンッカンッ！

激しく剣を降り僕の息は上がってきた。

明希は、まだ全然余裕そう…

「どうしたんだよ。お前もう息上がってきてんな。もうお終いか？」

そんなっ…ここで終わったらあとで後悔するだけだ…。

「僕はまだ…まだ戦えます‼」

ガキンッ

僕の剣は明希の剣を吹き飛ばした。

「よっし！」

「何喜んでんだ？まだおわらねぇぜ？」

…え？

「まだ気づかねェのか？」

「は？」

気づく？何を…？

「もう一本あるんだぜ？刀が」

っ…⁉しまった。

吹き飛ばした刀に、目がいって２本目の刀には、気付かなかった。

彼に睨まれると足が硬直して声も出ず動けなかった。

審判「し、試験終了！」

僕の試験は、エキストラになる資格は粉々に砕け散った。

審判「只今の勝負明希さんの勝ち。よって、アダム・アルバードさん試験失格でs...「ちょーっとまったぁー！！」 ⁉どうしましたか？」

声を上げたのは、さっき僕がぶつかった女の子だった。

「！？」

「一つ忘れてないか？」

「何をです？」

.

.

「師匠からの推薦だ。」