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哀「はぁ……いや、取引先の方が少し癖の強い方でね。少し疲れちゃっただけだよ。大丈夫、大した事は無いから。息抜きの仕方は心得てるしね。さ、まだ仕事は残ってるからな。お互い頑張ろうか」
楽「酒は飲んでも飲まれるな、とはよく言ったものだけど……君達、完全に飲まれてるね? はは、まあ良いんだけど。お店に迷惑はかけちゃ駄目だよ。……こら、僕は母親じゃないよ。あーあ、完璧に酔ってる。頃合いを見てタクシー呼ばなきゃかな」
他「大丈夫? ……書類溜まっちゃってるね。此処の分、貰っていくよ。僕の分は済んでるし、これは君がやらなくても大丈夫な書類だ。任せてよ。お礼なら、今度コーヒーでも奢って貰おうかな……なぁんてね」
▽オフの時
喜「よっしゃ、レア泥ゲットー。はー、クーラーの効いた部屋最っ高。暑い夏場に外に出る輩の気が知れない。誰が好き好んであんな地獄に行くか。山も海もくそ食らえってんだ」
怒「ふざけんなよお前。黙って聞いてりゃ汚ぇ唾飛ばしてピーチクパーチク喚きやがって。両親に殴られた事も無え甘ったれが、調子乗んじゃねえよ。それとも……身の程ってもんを判らせてやろうか?」
哀「休日出勤とか勘弁してくれよ……今日はアプデからの新イベ解放の日なのに……きちんと寝溜めして徹夜する準備もしといたのに……しょうがない、切り替えなきゃ」
楽「お前も飲むか? これ、取引先の爺さんからの貰い物なんだけどさ、結構美味いぞ? 俺が太鼓判押してやる。ほれ、飲め飲め。でもまあ、度数は他の奴らにはキツイかもな。俺は酔わねえけど」
他「今の世の中、ヘビースモーカーには肩身が狭いよ。喫煙所は少ないし、かといって道路で吸ったら冷たい目を寄越されるしさ。その点此処は楽園だよな。喫煙所がちゃんと整備されてる。社長にゃ感謝感謝だな」
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