有限会社クロニクル社員証【朱宮瑞月】 (ページ2)

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【端末の異能力】
『旧き祝福(Alter Segen)』

■知識の中にある幻想生物を召喚する。応用として、召喚する事無く能力のみを加護として借り受けたり、自らを幻想生物の姿に変じたりする事も出来る。

■イメージを根源として召喚する場合は詠唱を必要とする。予めカードに幻想生物を封じ込めておく事が可能であり、その場合は詠唱が不要。常日頃からカードホルダーを持ち歩いているのはそういう訳。

■同時に召喚出来る数は10体までだが、加護は特に限度が無い。但し加護の数に応じて、解除後に負荷が掛かる。筋肉痛はデフォルト。酷い時には一歩も動けない。幻想生物姿になった後は腕が酷い筋肉痛に苛まれるらしいが、脚はそうでもないらしい。鍛えているからだろうか。

■詠唱の場合は、瑞月の周囲に古代文字の様な模様が広がる。その後魔法陣が出現し、其処から幻想生物が現れる(文●トの異能力エフェクトのイメージで)。カード召喚の場合は、カードが光を放ちながら変形して幻想生物の姿になる感じ。加護の場合は、瑞月の背後に魔法陣が現れ、身体を仄かな光で包む。変身の場合は、繭の様な光に包まれてその中で変身し、完了すると繭が解ける。解除する時も同様。

【性格】
面倒見が良く、後輩の世話や同僚のヘルプを誰に言われる事なく自主的に行う様な、頼れるお兄さんタイプ。偶にオカンと呼ばれる。本人はその呼称を如何かと思っているが、特に否定はしないでいる。

実は面倒臭がりで楽したがりなのだが、周りにそれを見せるのは躊躇われるらしく、正反対な上記の性格に。無理をして演じている訳ではなく、あくまでオンオフ切り替えの問題だと思っている。休暇の時や親しくなった者相手だとだらける為、初めて目撃した者は目を丸くして二度見する。

オンの時には温厚で簡単には怒らず、同僚のミスも慰めフォローする様な理想的な人間だが、オフの時には結構短気で怒りを溜め込みやすい。溜め込んで溜め込んで、最終的に爆発させるタイプ。適度に発散するという事を知らない。怒りを爆発させると兎に角口が悪くなる。積もりに積もった鬱憤もこの時纏めて晴らしてしまう事が多い為、被害は大きい。

オンの時は誰に対しても似た様な笑顔を浮かべている為、真偽の判断が難しい。慣れてくると「あ、あれは嘘笑いだな」みたいな感じで判る様になってくるらしい。オフの時は一転してほとんど笑わないし仏頂面。鉄面皮とも言う。興奮すると目だけやたらキラキラする。