2日目 ページ4
「岩泉先輩って、バレー部なんだって」
国「俺もバレー部」
「エースなんだって」
国「俺1年スタメン」
「かっこよくない?」
国「俺の方がかっこよくない?」
「…岩泉先輩って、足速いんだって」
国「俺、体育祭リレーの選手だよ?」
「岩泉先輩の方が早い」
国「年の差考えて?」
「…今日は何色」
国「…白。」
「…」
彼女は白色のぽたぽたと垂らす
「今日で終わり」
国「この小説が?」
「メタい話も終わり。」
「国見、なんで私を助けたの?」
国「ん?なんでって、スキだから。」
「…そう」
国「…なんでお前、俺の事嫌いなの?」
「しつこい、キモイ、面倒臭い」
国「うわー、傷付く〜」
「…そろそろ夕方」
国「早いねぇ」
「国見は自分の行きたい所に行っていいのに」
国「お前のすぐ近くに居たいのー。」
「うざっ」
国「おい…」
キーッ
ブーーーッ
『わっ!』
国『危ない!!!』
ドンッ
国「…あのさ」
国「助けてないんだ。俺」
「…」
国「後一歩のとこで
足が動かねぇし
車止まんねぇし。
お前は、こっちみてビックリしてるし」
国「…ごめんな」
「…生まれ変わったら何する?」
国「まずお前探す」
「見つかったら、私一緒に遊んであげる」
国「飯奢ってやるよ」
「ご飯なんて、私が作ってあげるし」
国「じゃあ唐揚げで」
「太るよ」
国「今度は食べたがってた塩キャラメル食わせてやる」
「好きだもんね、塩キャラメル。
じゃあ私の好きなグレープ味の飴あげる」
国「バレンタインくれよ?」
「勿論。ホワイトデーは倍でね?」
国「やべー、財布すっからかんだわ」
「そう言ってこの前私に定食奢らせたの覚えてるから」
国「……今度は、付き合おう」
「……うん」
国「…岩泉先輩は?」
「…いいの。あんな素敵な人は他の人が取っちゃうから。
あんたは有り余ってるから、私が貰ってあげる」
国「地味に俺もモてるのになぁ」
カランカランとベルがなる
「じゃあ、来世で
バイバイ」
国「あぁ」
少年と少女は抱き合う
サヨナラの合図
世界がパキパキと崩れていく
画面に映し出された世界がパキパキと
残るは真っ白の世界
少女と少年しかいない世界
今までのはただの画面で、現在を移していただけのもの
「じゃあね、英」
国「じゃあな」
「「またどっかで」」
END
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作者名:Lewis | 作成日時:2018年10月20日 17時