いちにちめ ページ3
｢無駄な時間過ごした…｣
国｢でも岩泉さん見れたじゃん｣
｢確かに｣
国見と私は幼馴染だ
よく一緒に居た
ある日
キーッと甲高い音と…
国見がこっちをみてにっこり笑ってて…
国｢おーい｣
そして…
国｢おーいってば｣
｢なに…？｣
国｢あ、やっとこっち見たな〜
次は何処に行く？｣
｢…音楽室｣
国｢音楽室？｣
｢…ピアノ、ひきたくて｣
国｢…｣
少年は感動した
少女の歌に
終わって欲しくない
消えて欲しくない
そう考えれば考えるほど、悲しくなってくるような
いずれ、少女の歌は終わる
あと一日で
｢…どお？｣
国｢驚いた。ピアノひけるんだ｣
｢うん。｣
国｢さて、今日は何色を垂らす？｣
｢…赤かなぁ｣
国｢…ふーん。成程、分かった。
黒の次に赤とは…
じゃ、垂らすよ〜｣
｢あとちょっとだ｣
国｢そうだね｣
｢…そろそろ帰ろっか｣
ガタン
｢うぉーみんな居んなぁ｣
国｢俺と二人で噂立てられたり？｣
｢しないしない。
私キミのこと嫌いってみんな知ってるし｣
国｢悲し〜…｣
｢そう言えば本借りてた｣
国｢戻しに行けば｣
｢うん。｣
国｢後で行く？｣
｢今行く｣
国｢分かった｣
カラカラ…
青く暗い図書室
電気はつけずに
｢…えっと…ファンタジー系の本の棚って何処だっけ？｣
国｢え？なに。ファンタジー系の本借りてたの｣
｢うん｣
国｢らしくねぇwww｣
｢うるさい。｣
｢…あった。｣
国｢ん。こっちじゃなかったか｣
カタン
カコン
｢…よし、帰ろう｣
国｢…もう日が暮れてきたな｣
｢明日は先輩を見るから｣
国｢そう｣
｢…なに｣
国｢いーや？別に？ちょーっとは俺の事考えてくれると思ったのになーっと思っただけですよ｣
｢…そう。考えてない…いや。考えないから｣
国｢あそ〜。さて、帰りますかー…
送るよ｣
｢いい｣
国｢…暗いし危ない｣
｢大丈夫｣
国｢…｣
｢…わかった、送ってくれ｣
こうして、一日が終わった
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作者名：Lewis | 作成日時：2018年10月20日 17時
