じ ぇ ね 日和、[２]

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｢なんも言わない……ってことは

いい、ってことだよね？｣






『なっ、なにが……？』






｢しっ……、静かに。｣









唇に触れる綺麗な指。









電流が走ったみたいに

体が震える。









だんだん鼓動が早くなって。






涼太に聞こえてるんじゃないかと思うと

余計にドキドキする。









｢逃げるなら今しかないけど？｣






『……意地悪。』






｢Aが嫉妬なんて

可愛いことするから悪いんだろ？｣






『嫉妬なんて＿＿＿＿＿、』









私が話終わる前に

スっと唇を塞がれる。









また身体中に電流が走ったみたいに

動かなくなって


だんだん力が抜けていくのがわかる。









もっと、

もっと＿＿＿＿＿＿、









頭の中が涼太でいっぱいになった時、









私の唇をペロッと舐めた彼は

私から数センチ離れると








｢俺、キスの相性こんないいの

Aだけだから。





続き………あっち行こ。｣









そう言って

寝室のドアを開けた。









久しぶりに見たドSな王子の

甘いキス＿＿。









ー ヤ キ モ チ 。ー

女。/ 玲於→←・

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