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叔父「どうだった?学校」
「あ、えっ、と…上手くいく気がしません…」
案の定私に話しかけてくれる人は、テヒョンくんとジミンくんだけで
ジョングクくんに私は好かれてないし
女子は多分、私にいい印象を抱いていないし
男子は男子で、私をチラチラ見てはコソコソ話してるし
正直、居心地のいい場所と言うには難しかった。
叔父「おいおい…俺の息子たちとこれから住むのにその意気で大丈夫か?」
「えっ…?む、むす、こ…??」
叔父「あり?言ってなかったか???」
「いっ、言ってません…!!年が同じくらいの子供が7人で、可愛い人達だから安心してって…」
可愛い人って聞いてれば、誰でも息子だなんて思うわけがない。
娘だと、女の子だと思ってた私は、一瞬にして希望から絶望に変わってしまう。
男の子と住むだなんて聞いてない。
叔父「大丈夫大丈夫!男でも女でも変わんないって!」
「か、変わります…!心持ちが…」
叔父「よし!着いた!じゃ、俺は用事があるから!息子達には言ってあるから!じゃあなー!」
のに、叔父さんは私を降ろすや否や直ぐに車を発進させてしまったし
朝と一緒だ。
逃げる場所が、無い。
それにしても大きな御屋敷…叔父さんって本当に何者なんだろう…。
ユンギ「邪魔、誰?」
「っあ____」
グズグズしていると低い声が私の耳を掠める。
くすぐったくて、思わず振り向くと
____「____あ゛?」
気だるげな目に色白の肌
この人、朝、女の人の首を噛んでた人…
なんで??
なんでこの人が、ここに?
ユンギ「…ん、ま、いいや。ちょうど腹減ってたし。アンタでいいや」
「っきゃ…!や、な、何するんですかっ…!」
大きな手で私の手首を掴むと
外の壁に私の体を押し付けて
鋭い犬歯を見せながら私の首に歯を立てようとする。
何をされるのか分からない恐怖で
震えてしまう。
ユンギ「何?俺らに飲んでもらいたくてきたバカ女じゃねぇの?」
「の、飲んでって…何を…っ…」
ユンギ「…この街にいて何とぼけたこと行ってんの?アンタ」
「…も、しかして…吸血、鬼…?」
確証しかない吸血鬼に会うなんて
私は、血を飲まれてしまうの?
飲まれたあと、私は、どうなるの?
____怖い。
ユンギ「ん、大正解。ってことで、いただき…」
テヒョン「ストーーーーーップ!ヒョン!」
ユンギ「あ゛?邪魔すんな、テヒョン」
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ぴよだんご(プロフ) - MARIさん» マリさんありがとうございます!!続篇!!おぉーー!嬉しいお言葉!!!いつか書けたらと思います!ありがとうございました!! (2023年4月3日 12時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - 甘々🐱さん最高過ぎます〜!ドキドキキュンキュンでした!完結おめでとうございます!どこかで続編が読めたら…とこっそり思っております★ (2023年4月3日 9時) (レス) @page50 id: 50706b81ce (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - めぐみさん» めぐみさん!ありがとうございます!だいぶ待たせてしまいまして大変申し訳ございませんでした!!ゆっくり書きますのでよろしくお願いします! (2022年7月27日 16時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 毎回ドキドキしながら待っています。ぴよだんごさんのお話が、とても好きで好きでたまらなく好きです。楽しみにしています。頑張ってくださいね(*^^*) (2021年8月19日 18時) (レス) id: ebda626bc4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - kns0822ksrrさん» わぁぁあっ!ありがとうございます!!!嬉しいです!!これからもよろしくお願いします!! (2021年8月15日 20時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴよだんご | 作成日時:2021年7月3日 13時