【BTS】私ごとですが、急にオンマ(仮)になりました。

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珍しく、ホソクくんがお昼のお弁当を忘れて行って


さて、今日はあとから出た私はどうしようかと迷いました。



選択肢は3つ。



その1、届ける

その2、連絡を入れてお昼は買ってねとお願いする

その3、私が有難く食べる




うーん。


3はないよね、流石に。

そもそもそんなに食べられないもん。



私が届けたら、使うはずのないお金を使わなくて良くなるし…



これは必然的に、1を選ぶのが妥当でしょうか。



…うん、多分、妥当。



人見知りだけど大丈夫かな…


いや、そんなことも言えないし…



うん、お昼休みになったら届けに行こう。


きっと困ってるだろうし。



こういう時くらい、役に立ちたい。





男｢今日こそ俺とお昼食べない？｣


｢す、すみません、大事な用事があるので…！
｣




よし、いざ出発。

叔父さんと同じ会社で良かった。

叔父さんもよくお弁当忘れて高校の時に叔母さんに届けてやって！って言われてたから来たことはあって



でももう、何年も経ってるから馴染み深い受付嬢さんじゃないんだろうなぁ…





…ホソクくん、どんな顔するかな。




助かったって言って、笑ってくれるかな。

ありがとうって言って、私の頭、撫でてくれるかな。






ホソク｢くっつくなってば｣

女｢いーじゃん！お弁当忘れたんでしょ？一緒に食べよーよ！｣








なんて、頭の中お花畑な私は控えめに言っても馬鹿だ。


…私の立場は、ホソクくんの彼女とかでは決してない。


きっと好きな人っていう土俵にすら上がれてない。


気になる人、でもきっとない。


同居人で、友達。


最近、すごくホソクくんが私を甘やかしてくれるから


勘違いしてた。



ホソクくんは私と違って太陽なんだから


いい感じの人がいたっておかしくないのに。






ホソク｢本当にいい加減にしろ……Aちゃん？｣


｢あ、ぅ…いや、その…｣


ホソク｢どうしたの？俺に会いに来た？？なんて…｣


｢う、うん…会いに、来たの｣





でも、ごめんなさい。


私は、初めて人のこと好きって思って


友達の好きともまた違う好きで。


今の状況的には私が1番のお邪魔虫だって分かってるのにね



いい感じの人よりも、私を、見て欲しいの。







ホソク｢…行こ、Aちゃん｣




ホソクくんは腕に絡みついてた女の子の腕を振り払うと



ニコって笑って私の指をホソクくんの指に絡めて手を繋いでくれた。






女｢ちょ、ホソク…！！｣


ホソク｢くっつかないで、迷惑だから｣






ホソクくんが私を選んでくれたことが堪らなく嬉しい。

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