第22話─朝─ ページ23
森「おや、首領補佐は、幹部より上なのだよ?て事は、太宰君より上の立場になるということだよ?」
「私には首領補佐は務まりません。幹部としての役職をとても誇りに思っております、ですので、御遠慮致します」
森「おやぁ、欲のない子は私は好きだけどねぇ〜」
「ちょっとリンタロウ!!この服ダサい!!!」
この部屋に女の子の甲高い声が響いた。その声にこの場の空気はガラリと変わり、冷たい空気がいつの間にか消えていた。首領の顔もガラリと......。
自室から、赤いドレスの女の子が出てきた。金髪のフワフワとした女の子。この子は首領の異能によるもの。
「エリス嬢、相変わらず、お元気で嬉しい限りです」
片膝を着いて右手を心臓の位置に置いた。敬意を表して。
「あら、A!!リンタロウに虐められてない!?」
「いえ、大丈夫ですよ、」
エリス嬢の姿を見た途端、首領の顔がもう、ロリコンを愛する中年の顔になってる。エリス嬢は、私に抱きついている。
森「ちょっとA君、今なんか失礼なこと考えてない?」
「いいえ、((」
なんで心読んでんの????そんなことはどうでもいい((
「首領、用は済みましたら、私はこれで失礼します」
森「嗚呼、すまないね、今日もお願いね」
「はい、」
頭を下げたあと私はその場を去る。
「失礼致します」
その後に首領室から「エリスちゃぁぁぁああんんん!!!!」「リンタロウキモイ!!」などと自傷気味た声が聞こえたのは日常のことなので気にしない。気にしない。
そして、自室に行きそして、何時もの白い外套のポケットに手を入れて歩き始めた。外に出て第2の職場に急ぐ。
「嗚呼、どうしよう、兄に会いたくないなぁ」
昨日酷いこと云っちゃったし、落ち込んでないかな。って考えていた。川の近くに通った時に。目を逸らした途端。私の怒りは頂点になった。
「嗚呼、睡蓮の花の如く、儚く可憐なお嬢さんだ...この様な方とは1度もお会いしたことありませんっ!」
「は、はぁ、、、」
糞兄貴が女性に川の近くでナンパしとる。えぇっと、どうしたものか。
少し戸惑いつつ兄貴の一応世界に通じる顔面偏差値は高いようで、イケメンの分類に入るあの顔でまぁ、云ってる事は、素敵だが、あの兄貴のことだ。これ以上被害者は出したくない。
「ですから、どうか私と・・・」
片膝着いて女性の手を取った。
「しんzy((」
「こんのクッッッソ兄貴ィィィ!!!!」
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うり太郎(プロフ) - まだ設定しか読んでいないのですが、純粋に異能力多すぎでは・・・?ただ思っただけなので、特に気に止めて頂かなくて結構です。 (2021年11月14日 21時) (レス) @page1 id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
華紅薇(プロフ) - ともさん» ともさん!!コメントありがとうございます!一気に読んでくださったんですか!ありがとうございます(*^^*) (2021年9月6日 18時) (レス) id: b469182880 (このIDを非表示/違反報告)
とも - おもしろくて一気に読みました!更新楽しみにしてます!! (2021年9月6日 0時) (レス) id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:魚Aya | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maasasr/
作成日時:2021年8月14日 0時