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柿原side


「従兄弟?」

小「はい。2人が知り合ったのは私がきっかけです」


そして立花は


小「お願いです。涼真を攻めないで下さい。あれが涼真なりの優しさなんです……」

「……全部話してくれる?」

小「はい。実は


涼真は所謂不治の病にかかっています。

学校を辞めたのも治療の為、海外に行くためです」


柿「じゃあ、彼女に嫌がらせしたのは」

小「……不器用な涼真なりの優しさです。酷いですけどね

今、Aには好きな人がいます。その事を涼真に話しました。そしたらあんな風に」


泣き続ける立花を慰める


柿「分かった。大丈夫だから」


彼はまだ彼女のことが好きなのだろう。別れたくはないから嫌われようとしたのだろう


本当に



柿「不器用だな」




────────

小「すみません。帰りますね」

柿「おう。気をつけて帰れよ」

小「あ」

何かを思い出した立花

小「……Aも標的にされています。では」


そう言って出ていった


柿「やっぱり」


柿原side end

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作者名:夏芽 | 作成日時:2017年3月30日 10時

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