不意打ちなラブストーリー ページ6
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街は思いのほか賑わいを見せていて、家族にいつも置いてかれていたAはこんなところには初めて来た。
「どこもかしこも綺麗」
「もう少し日が落ちると、ランタンの灯りがすごく綺麗なんだ」
ふわりと微笑む隣のリーマス。
「リーマスは毎年ここへ？」
「うん、父さんが連れてきてくれるんだ。魔法界と人間界が混在してるみたいで楽しいよね」
「確かに」
マグルが日常的に使う道具を売る魔法使いの姿はマグル出身のAから見たら、少し滑稽な姿だ。
「…エバンズは大丈夫かな？」
苦笑しながら彼は言う。
というのも、十数分前のこと。
シリウスはマグルの露店に夢中で、リリーは今どきの女の子が好き好んでいるような髪飾りを見ていた。
ジェームズはそんなリリーを飽きもせず観察している。
だったのだが、
彼は目の前に意中の女の子が居て我慢できるような忠犬ではなかったと全員が気付かされた。
しつこくしつこく、そりゃあもう魔法薬学の時間に大釜を幾度もよく混ぜるくらいしつこくジェームズがリリーを誘うものだから、とうとうリリーも根を上げた。
「一分だけ！！」
「一分もあれば十分だよ！！！」
一分で何が出来るというのだろう、という残った三人の疑問を残しつつ、二人は去っていった。
「俺はマグルの露店を制覇するから、お前らは二人で回れよ！じゃあな」
シリウスは嗜好品を集めるのに我を忘れているようで、二人と同じように颯爽と人混みへ消えていった。
「……じゃあ行こうか、愛称」
「うん」
照れくさそうに、エスコートしようとするリーマスが何だか違う人のように見えて変に緊張する。
「愛称、大丈夫？」
家族連れが増えて、一歩歩けば誰かにぶつかりそうになる。道が狭いのも影響しているのだろう。
頭一つ半上からリーマスの心配する声がかかる。
「何とか、大丈夫」
人混みにいると、彼の身長はやはり目立つ。
校内でも背が高い方に分類されるのだろうが、まだ伸びかけに近いと思っていた。隣に立って嫌でもわかってしまう。
彼は男の子なんだ、と。
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ぽれ(プロフ) - 本当に面白い…この先がとても楽しみでどの作品よりもドキドキして待ちわびています。 (4月5日 20時) (
レス) id: aeee7d47d3 (このIDを非表示/違反報告)
キイ(プロフ) - シリウス小説で1番好きです！どきどきさせてもらってます！ (4月4日 19時) (レス) id: 8d47f131bf (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - お話とても面白かったです。この先どうなるのか更新楽しみにしています。 (2月15日 2時) (レス) @page26 id: e3d27a2b53 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああああああめちゃくちゃ好きですゥゥゥゥゥゥゥゥゥ (1月26日 22時) (レス) @page20 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
Haru?(プロフ) - 更新されてて嬉しかったです！またまた続きが気になるところで終わってドキドキしてます！また待ってます💕 (6月14日 1時) (レス) @page19 id: 6e878ecb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞 | 作成日時：2022年11月14日 22時
