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「やぁエバンズ！！！！！制服姿の君も随分魅力的だったけど、その花柄のワンピースもとってもよく似合っているよ！君のために作られたようなワンピースだね！あっ、麦わら帽子も」
最近のリリーは、口を挟むのも嫌になってしまったようで、ウンザリ顔で終わることの無い終わりを待っている。
夏休み中であってもジェームズの口は衰えを知らないらしい。よくもまぁこんなに口が動くものだ。
「よく喋るだろ？エバンズがこなきゃこれ以上だったんだぜ？なぁ、リーマス」
白シャツとジーパンを軽く着こなして、やはり変わらぬ艶やかな黒髪。リーマスから手紙が送られてくる原因となったシリウス・ブラック。
「そうなんだよ、口を開くとエバンズって」
「重症」
「相棒は一途なんだ」
こればっかりは紙一重だ。
「エバンズ、僕と一緒に出かけてくれないか？デートしよう！！！この近くで祭りがあるんだ！きっと楽しい、君も気に入るよ」
よく通るジェームズの声は聞こうとしなくとも耳に入り込んでくる厄介な声。
「嫌よ、愛称と行くわ」
「エバンズ！！！！！」
過度に芝居がかった悲痛な声で懇願する。
「しつこいわね、今回だって滅多に外に出ない愛称からの誘いだから来たの！ポッターじゃないわ！」
普通の人なら引き下がるところを引き下がらないのがこの男。
「エバンズ、僕と行こう？Aとはホグワーツで同室だろ？」
「だからっ」
もはや年季のかかり出したこのやり取りを横目で見る三人衆。
「これは、埒が明かないね」
「エバンズがYESを言わねぇ限りな」
「…ねぇピーターは？」
「家族旅行だと」
「そう」
Aの興味は普段つるんでるピーター・ぺティグリューに向き始め、ジェームズ以外の全員がそろそろ飽き始めている。
「ねぇ、ジェームズ。…みんなで行けばいいんじゃないかな？」
「なんだって、リーマス？」
パッと振り向いた眼鏡とくせっ毛。そんなアイディアは思いつかなかったが、という何とも情けない顔。
そんな一瞬の隙を逃さず言う。
「名案ね！みんなで行きましょう！！」
今日一番大きなリリーの声が部屋に響いた。
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ぽれ(プロフ) - 本当に面白い…この先がとても楽しみでどの作品よりもドキドキして待ちわびています。 (4月5日 20時) (
レス) id: aeee7d47d3 (このIDを非表示/違反報告)
キイ(プロフ) - シリウス小説で1番好きです！どきどきさせてもらってます！ (4月4日 19時) (レス) id: 8d47f131bf (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - お話とても面白かったです。この先どうなるのか更新楽しみにしています。 (2月15日 2時) (レス) @page26 id: e3d27a2b53 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああああああめちゃくちゃ好きですゥゥゥゥゥゥゥゥゥ (1月26日 22時) (レス) @page20 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
Haru?(プロフ) - 更新されてて嬉しかったです！またまた続きが気になるところで終わってドキドキしてます！また待ってます💕 (6月14日 1時) (レス) @page19 id: 6e878ecb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞 | 作成日時：2022年11月14日 22時
