検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:61,993 hit

. ページ31

「…こんにちは。皐月Aさん、だね?」






「はい、そうですが…。」



誰だろう、この人。








「私は忍田真史。話があるんだ、…君のご家族の事で。」








思わず声をあげそうになったけど、歯を食いしばってぐっと堪える。








「っ、…分かりました。聞かせてください。」









シノダさんは驚いたような顔をした。

何か変な事言ったかな?








「ああ…。君のお父様とお母様の事だ。…お二人とも、それぞれの職場で遺体で発見された。」









「そう、ですか…。」



あまり驚かない。キザキさんが来てからもう3日経ってるし、なんとなく予想はしてた。





シノダさんは私の反応に目を丸くし、ふっと悲しそうな表情になった。

どうして、シノダさんがそんな表情(カオ)をするの?









「…?っ、あの、爽に、…兄さんは…?」









「…皐月爽真君だね。彼は行方不明なんだ。


遺体が発見されていないし、保護されたという
情報も入ってない。」









「っ、じゃあ、まだ、生きてるかもしれない、って事、ですか…⁉」









「…その可能性もある。」









そう言うシノダさんの表情は、さっきよりも苦しそう。

69.行って→←68.聞いて



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
設定タグ:ワールドトリガー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しとろん3号 | 作成日時:2019年2月6日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。