【おまけ】クレトニアと見る仏国・ドレス編3 ページ42
･･･
｢そう、そして17〜18世紀。バロックからロココ時代と言われるこの辺りが一番近いと思うぜ？
リボンやレースが誕生して、「可愛いらしさ」が発展して来たのがこの時代。
当時のリボンやレースは、主に男が付けるものだった。絵画を見ると、レースやリボンで装飾しまくった男性が描かれていたりするだろ？
この頃になると、高級品ではなく、センスで見られ始める。
ロココ時代にパニエって言う針金とかクジラのヒゲで作られた下着とかが作られてね、スカートはどんどん膨らんでくの。
フラゴナールの
『あの女の人がブランコを漕いでる絵ですよね。
なんとも婉曲的な表現を、と思いましたが』
意味を知った時の衝撃は凄かった。
｢今でも使われてたりするよ、ウェディングドレスやワンピースを大きく見せる時とかね。
…因みにお兄さんも何回か着た｣
『嘘だと言ってよ、バーニィ』
フランシス先生の衝撃発言。
何やら昔にある野郎と結婚しそうになった事かららしい。
｢いやさ、財政難で死にそうになって花嫁姿で凸った俺の身にもなって欲しいんだけど。マジ結構似合ってたよ？？｣
『プロポーズされた相手の身にもなりなよ』
とうとう血迷ったのかこの人。
｢んん、話を戻すけど、ドレスの流行を作り始めたマリーは、その生涯をフランス革命によって終える。
でもその流行りは長く持つものではなくて、所詮はカウンターカルチャー。
文化において流行しているものの反動で全く異なるスタイルが生まれる事はどの道にも通ずるもの。
ナポレオンによるエンパイアスタイルが確立されてからは脱装飾気味だったんだ
彼の失脚後。それも19世紀の中頃には、クリノリンスタイルが人気になって華やかさを取り戻してきた。
でも実用性があれだ、ってことでバッスルスタイルに変わったり、ミシンが活躍していたんだ。
20世紀にはコルセットの意義すらも無くなって、どんどん質素に、簡素でシンプルなものになっていったよ。
女性が社会進出するようになって、見た目重視が廃れて行ったからだ。
…と、どう？ここまでやってみて｣
『ドレスには、女性達が外見至上主義の上に頑張ってきたから今の形があるんだと思います』
｢その通りだ、君の学びに貢献出来たようで何よりだよ。｣
ーー
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RYP！(プロフ) - おまけ書いてて一番楽しかったです。特にプロローグが一番好きですね。ココ息抜き (7月30日 0時) (
レス) id: 4d2d529cd2 (このIDを非表示/違反報告)
蝋梅＠世界史好き(プロフ) - 確かに、ヘタリアで性格が似てる兄弟姉妹って見たことないですね........ (5月27日 14時) (レス) @page17 id: 8ed1b41a7f (このIDを非表示/違反報告)
rey - RYP！さん» ですよね、ヘタクラのリア友とはオリキャラ作って勝手に絡ませてニヤニヤしてますn(((((( (5月15日 22時) (レス) id: 8ed1b41a7f (このIDを非表示/違反報告)
RYP！(プロフ) - reyさん» コメントありがとうございます！ですよね、ポルトさんは個人的に色気と言うよりえっっっっっ(( (5月14日 10時) (レス) @page3 id: 4d2d529cd2 (このIDを非表示/違反報告)
rey - 初めてコメントさせていただきます、続編おめでとうございます！！このシリーズずっと読んでいたのでうれしいです.....それと157話激しく同意です。ポルトさんは何より色気g(((おい (5月5日 6時) (レス) id: 8ed1b41a7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RYP！ | 作成日時：2023年4月25日 21時
