2P.春休み(2) ページ4
部活が終わり、私と兄といつものメンバーが
笠松家に来ていた。
※いつものメンバー…森山、小堀、中村、早川
あ「あと3日で入学式、だよね」
私は憂鬱だ。
ゆ「だな、ってことは 」
も「部員が増える。」
こ「一番代表的なのが」
は「キセキの世代」
し「黄瀬涼太……」
私は改めてため息をつく。
また人が増えてしまうのか、と
去年の先輩みたいな人じゃないといいな。
ゆきを、傷つけないひと……。
あ「てか……
マネなのに、部員に苦笑いで対応
とかダメダメだよね……」
と言った瞬間みんながそんなことないっ!
とフォローしてくれた。
そんなぬくもりが嬉しくて、にっこりと
笑った。
も「そもそも、俺と小堀、早川と
喋れるようになったことも凄いもんな」
そう。一年の時までは全く話せなかったのだ。
ゆきと真くん以外は。
教室で浮いてる私を見かねてか
ゆきは新しくできた友人、
森山さんと小堀さんとの中に
入れてくれたのだ。
そんなわけでいつの間にかバカしている
うちに二人に慣れ、
真くんとよく一緒にいた早川さんも
そんな感じで慣れていった。
ゆ「話せるに越したことはねぇが
無理はすんな。いいな?」
そう気づかってくれるゆきが好きだ。
うん!と満面の笑みでこたえた。
森山さんが
イチャつけていいなー
なんて言っていたけれど、双子の兄妹
なのだからそんなことできる訳が無い。
そう、できるわけがないのだ。
少し変な空気になったのを悟ってか
小堀はクトゥルフをしようといった。
そしてゲームをして夕方に解散になった。
解散の頃にはもう気分も晴れていた。
入学式までも気が抜けない。
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作者名:こんがり狐色 | 作成日時:2014年12月13日 23時