ただただ大好きだっ！ (ページ17)

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「海、楽しかった？」

「うん、楽しかったよ。」

聞きたいことはそんなことじゃないけれど、とりあえずの会話をして部屋に入った。

いつもの定位置のソファに座りながら
Aを見ると、、、あれ？少し焼けた？

多分日焼け止めは塗っていたんだろうけど、白い肌が赤くなってる。

その視線に気付いたAは
「ちょっと焼けちゃった。」って
Tシャツをずらして肩を出し、日焼けした
水着の跡を俺に見せる。

待って。。。

そういうのヤバイから。

無意識にそういうことするコイツに少し苛立つ。

「わかってやってんの？」

「へ？」

やっぱ、わかってないじゃん。

この勢いで攻め立てる。

「ねぇ、男に声かけられた？」

「かけられてないよ。」って白々しく
目をそらすA。

俺ももうカチンときて、肩を掴んで
ソファに押し倒した。

「俺のこと怒らせたいの？」

「えっ何、裕太こわいよ？」

「じゃ、ちゃんと言って。」

「声、かけられました。。。」って
また目をそらした。

コイツはもぉ。。。

「で？どうしたの？」

「ちゃんとことわったよ。だって、
私には裕太がいるもん。」

そう言われたら後は何も言えない。

もう怒る気持ちもなくなった。

そしたらまたカワイイ目で俺を睨んで、、、

「裕太、疑ってたの？」って
今度は逆襲してきた。

「信じてるけど、好きだから心配なだけ。」
「A、隙だらけだし」

俺がそう言うとAは覆いかぶさってる
俺の首の後ろに両腕をまわして。。。

色っぽい目で「水着の跡、見る？」って
俺の唇にキスをしてきた。

こんなことするの裕太にだけだよって。

はぁ。。。
夏はAを大胆にしてしまうみたいだ。

お願いだから、俺の前だけにしてよね。。。