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セコム52 ページ2

お館様が「実弥……」と諭すが、それも意味はなかった。





不死川「おい鬼!飯の時間だぞ、喰らいつけ!」




炭治郎「!?」





風柱はそう言うと、血を禰豆子様が入っている箱に滴らせた。


すると、炭治郎様が血相を変える。





A「なんてことを……っ!」





無礼にも程がある!


禰豆子様になんてことを……っ!!



私はそう言うと、柄に手をかける。




だが……。





冨岡「A」




A「!?」





義勇様は静かに私の名を口にした。




どうしてですか、義勇様……!

まだ『待て』とおっしゃるのですか!?


禰豆子様があんな目に合っているのに!




そう思い口を開きかけた時、義勇様と視線がバチリと合った。



いつもの涼しげな表情。

だが……その瞳は、微かに熱を持っていた。




その時、私は理解した。



義勇様も憤りを感じていること。


そして、『時が来るまで待て』と言われていることを。




伊黒「不死川、日なたでは駄目だ。日陰に行かねば鬼は出てこない」




不死川「お館様……失礼、仕る!」





ドンッ、という大きな音とともに、

風柱は屋敷の光が届かぬところに移動した。


勿論、禰豆子様が入っている箱を持って。





炭治郎「禰豆子ぉ!!やめろぉぉぉぉっっ!!!」





炭治郎様が怒鳴り声を上げ、上体を起こす。


だが、即座に蛇柱が肘で押さえつけた。



……なんて、ことを。

炭治郎様は怪我人なのに。




怒りがふつふつと湧き上がってくる。


だが、抑えなければならない。

我慢しろ。『待て』が終わる時がくる。それまで。それまで我慢だ。




_____ドスドスドスッ!!





風柱「出てこい鬼!お前の大好きな人間の血だァ!」





風柱は箱に三回刀を突き立てると、そう言い放った。


そして、箱の扉を開けた。




じわり、じわり……、と怒りに体が支配される。



嗚呼、やめろ……これ以上は。


これ以上するならば……私は…………。






















コイツを殺してしまいたくなる。

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なんてこったパンナコッタ(プロフ) - 更新よろしくお願いします!! (6月14日 23時) (レス) id: 505aaafbd1 (このIDを非表示/違反報告)
k - 更新待ってます、、! (5月5日 13時) (レス) @page32 id: 5c864d8d23 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - いつも更新待っています(*^^*) (2022年6月24日 19時) (レス) @page32 id: 9824e2f221 (このIDを非表示/違反報告)
q - 早く更新してね!いつも待ってるから、、、 (2022年5月21日 16時) (レス) @page32 id: 8db81fc394 (このIDを非表示/違反報告)
新木優子 - 更新まだですか❓ (2022年5月5日 16時) (レス) @page32 id: 8db81fc394 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年11月19日 0時

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