お見合い３１ ページ31
お館様「では、まず一つだけ。
実弥と小芭内は下の子をいじめちゃ駄目だよ。
また、Aも先程の発言を撤回すること」
私は冨岡さんの真横よりやや後ろに並びながら、お館様の話を聞く。
私達は、各々「御意」という言葉を述べた。
お館様「そして、A。
君は、自身の命を犠牲にして炭治郎と禰豆子を生かした。
それ相応の代償は払ってもらうよ」
A「……なんなりとお申し付け下さい」
私は頭を垂れながらそう告げた。
内蔵とか言われるのかな。
流石に死刑……は無いよね。
お館様「Aは私に隠していることがあるでしょう。
それを全て話しなさい」
A「！」
私はお館様の言葉に瞳を見開いた。
心臓がドクリ、大きな音を立てる。
何故……バレた。
伊勢時が話したとは思えない。
つまり、最初からバレていたということか……？
お館様「では、まず一つ目」
お館様の言葉に私は唾を飲み込む。
……大丈夫だ、心が見えることはバレるわけが無い。
それは、伊勢時すら知らないんだから。
私はそれだけを隠し通すことを決めると、口を開いた。
A「私の呼吸は……雨の呼吸ではありません」
伊黒「嘘だ信じない。お前は雨の呼吸を使っていた。俺はそれを見たことがある」
伊黒さんがそう声をあげるが、
お館様が口元に人差し指を当てたので黙った。
A「私は、雨の呼吸から独自に編み出した涙の呼吸を使います。
型は、八つあります」
お館様「そうか。呼吸は自身に合ったものが一番いいからね。
では、何故嘘をついたのかな？」
お館様の言葉に肩を揺らす。
細部まで聞かれると危ない。
とりあえず、それらしいものを述べよう。
A「……鬼に呼吸を知られては、不利になります故に。
また、派生した呼吸から派生したもの、となっては邪道と言われるかと思いまして」
我ながらいい言い訳だと思う。
お館様「A、嘘はいけないよ」
A「！！！」
だが、それはお館様に見破られてしまった。
なんで、どうして……。
どうしてわかるんだ。
私の頬から汗が伝った。
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渡邉 なちゅ。(プロフ) - 花帆さん» ありがとうございます！その件に関しては、二巻のほうで続きが若干書かれています。そうですね、自分たちを重ねて、この二人には生きて欲しいと心の中で思っていそうですね！ (2019年9月7日 9時) (
レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
渡邉 なちゅ。(プロフ) - バナナ さん» ありがとうございます！毎日できるだけ更新しますので、楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年9月7日 9時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 面白いです！善逸くんと他の子がデートしてたぽいのが、後にどうなるのか…気になります！！ 夢主さんとお兄さん仲良すぎて辛い…(つд；*)炭治郎と禰豆子と重なったりしそう…(泣) 続編も楽しみです(o>ω<o) (2019年9月7日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - すごく面白い！更新楽しみです！ (2019年9月6日 22時) (レス) id: 4fbc396aff (このIDを非表示/違反報告)
渡邉 なちゅ。(プロフ) - こんなんでどうですか。サブさん» ストレートな告白ありがとうございます！応援ありがとうございます！とっても嬉しいです！投票をして頂き感謝感激雨あられでございます！ (2019年9月4日 23時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渡邉 なちゅ。 | 作成日時：2019年8月30日 7時
