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A「はい、到着!」





予想通り、早く里へ着いた。


家の明かりはもう消えており、

みんな寝静まっているのがわかる。



あの鬼……どこからくるんだろう。





炭治郎「……あの鬼の臭いは、あっちからだ」




A「へぇ、炭治郎君は鼻がいいのね」





炭治郎君が北の方角を指した。



……ん、待てよ?北の方角……?


あっちには、京子ちゃんの家が……。





?「きゃあぁぁぁぁぁぁっ!!!」




A「!!」





その時、里に少女に悲鳴が響いた。



これは……紛れも無い京子ちゃんの声だ。





A「京子ちゃん!」





私は一目散に走り出す。


屋根と屋根を飛び越えて、京子ちゃんの家へと走る。

お願い、間に合って……!





鬼「匂う、匂うぞ……!!

あの女の匂いがする!お前、あの女と親しいな?」




京子「ぁ……あ、ぐ……っ」




鬼「おまけに藤の花の匂いもする。

鬼避けか?相当大切にされてるんだな?」





そこには、壊された家と、

鬼に首を締められている京子ちゃんがいた。



……なんてことを。

私の大切な人に……っ!





A「その手を離せ!クソ鬼が!!」




鬼「ぐぁっ!!」





私は【月影(つきかげ)】を使い、鬼の首と腕を斬り落とした。


【月影】は、触れれば斬れる黒いモヤだ。

また、生物に触れれば生命力を奪うため鬼でも回復が遅れるだろう。



私は京子ちゃんが落ちるギリギリを受けとる。





京子「……A、ちゃ」




A「苦しい思いさせてごめんね」





京子ちゃんの首にはうっすらと赤い痕が残っている。


私がもう少し早くきていれば……。





鬼「許さんぞ……鬼のくせに人間の味方をして。



お前だけは……絶対に許さん!」




A「それはこっちの台詞。

京子ちゃんに傷をつけたこと後悔しな」





京子ちゃんを離れたところに寝かせ、

私は鬼を睨みながらそう言い放った。



……京子ちゃんも、この里も、私が絶対守るんだ。

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百鬼 - 京子ちゃんが付いていくかと思ったぁァアアア!!更新頑張ってください (2023年1月18日 15時) (レス) @page42 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - とても面白かったです!更新楽しみに待ってます!更新お願いします!!! (2020年4月23日 16時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - なんと…なんと…。 からの ドブみたいな臭いだ。は草 (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - 面白いです。この続き気になります (2019年11月20日 18時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年8月21日 22時

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